(2023/2/17 リライトしました)
(2022/11/12 記事の内容修正、「中学校の学校説明会・見学会とは」と統合)
前回の投稿の続きです。
今回の記事では、実際に色々な中学校の学校説明会や見学会に参加してきたので、その記録を紹介します。
前回の内容(「中学校の学校説明会・見学会とは」)に説明会や見学会の一般的注意事項などを記載しているため、そちらもご覧ください。
2023年の中学受験にむけて、2021年(小学5年)の秋頃から本格的にパパ塾を開始しました。
パパ塾で勉強をする上で一番のネックになったのは、次男の勉強にかけるモチベーションでした。
うちの次男は中学受験をしたいと早く決めたわりに、どんな中学に行きたいのかは全然ぼんやりして定まっていなかったのです。
そんな状態では当然モチベーションも高くありません。
志望校をしっかり定め、勉強のモチベーションを上げよう。
そのようなことを(親は勝手に)考えながら、小学5年の秋頃から色々な学校の説明会や見学会に行くことにしました。
中学校説明会・見学会 参加の記録
他のブログでは学校名を出されている方が多いですが、今後の受験や、他の方への迷惑を考え実名は控えさせて頂きます。
難関校N
最初に行ったのは、近畿でもトップクラスの難関校Nです。
非常にきれいな学校で、次男はなぜか学食が気に入ったみたいでこんな学校に行きたい、などと話していました。
大学進学実績は当然申し分ないですし、クラブ活動も盛ん。
教育の方針も素晴らしいですし、課外活動も魅力的。
親としても、こんな学校に行って欲しいと思う学校でした。
ただ、入試問題の説明を聞いているとかなり難しい。
かなり具体的な入試問題に言及されていたのですが、例として出された問題だけでも非常にハイレベルです。
うーん、こんな時期からの勉強でとてもではないですが間に合う気はしませんでした。
正直、Nに関しては最初から入学できるとは思っていなかったのですが、難関校の雰囲気を感じてもらうことはできたかな? と思います。
某国立教育大の付属中学校
次に行ったのは、某国立教育大の付属中学校です。
偏差値的にはわりと高めなのですが、過去問を見ているといけるんじゃないかな、と思った学校でした。
ただ、実際に見に行ってみるとあまり魅力を感じない学校でした(あくまで個人の感想です)。
校舎が古いのは仕方ないにしても、他の私立に比べると教育自体の内容に特色が無い。
大学進学のために何かしているわけでも無ければ、成績が優れない子へのフォローも無さそう。
クラブや課外活動なども力を入れていないようでした。
具体的には、私立のように生徒が主体的になって課外活動を行うなんてことも無いですし、大学進学対策にしても特別なことは何もしない感じ。
クラブも、担当の教員が国立教育大付属中学の中で異動になることがあるらしく、担当の教員次第でクラブ自体が無くなることもあるらしいです……。
しかも後日聞いたところによると、その学校に行く生徒でやる気がある人は頑張って塾に行き、やる気があまりない人はおちこぼれても仕方ない、みたいな空気感なんだとか……。
次男は中学に行き、クラブをやりたいと希望していたこともあり、あまり積極的に行きたいとは思わなかったようでした。
新設校O
次に行ったのは英語教育に力を入れるという話の、Oという新設校でした。
新設校のため生徒は居られませんでしたが、新しい校舎でこんな校舎に通えたら良いなと思ってしまうくらいでした。
教育方針などを聞いても、とても魅力的。
国際的な教育というのは、本当に良いと思いました。
ただ、家から遠すぎること、新設校であり大学進学に不安が残ること、次男が希望するクラブがあるか分からないことから進学は諦めました。
後ろ髪を引かれましたが……。
進学校A
次は家から一番近い進学校Aに行きました。
比較的少人数の学校で、生徒同士の雰囲気も良さそう。
説明会でも先生方の進学に対しての熱意も感じられ非常に好印象でした。
次男が希望するクラブもあり、次男も悪い印象を持たなかったようです。
しかしながら、どうしてもここに行きたいと感じたわけでは無さそう……。
どう感じたのか聞いても何かはっきりしませんでした。
次男にはもう少し自己主張をしてほしいなと感じつつ、受験候補の一つには挙がるかなと考えました。
他の学校を見に行く前にホームページ等で確認してみたところ、家からやや遠いものの気になった学校はその他に2校ありました。
ホームページ等で確認した学校はもっとたくさんあったのですが、次男と相談してその2校に絞りました。
ただ、次男は中学で運動系のクラブがしたいと希望している以外は、あまりこうしたい! という自己主張がありませんでした。
通えるか、クラブはどんなのがあるのか、次男が希望する将来の進路に行けそうか、等を相談しながらなんとかその2校に決めた感じでした。
進学校B中学
一つ目はBという学校でスポーツが有名な学校です。
ただ、調べてみると国公立大学への進学者数も多く、非常に良さそうでした。
実際に説明会・体験授業に行くと、まず校舎が綺麗。
校舎に圧倒されました(校舎なんかどうでも良いやん、と思っていたのですが、やっぱり綺麗な校舎ってテンション上がりますよね)。
最初に子供たちは体験授業を受けに行きました。
その間、親は学校説明会を聞いたのですが、説明をしてくださった教頭先生が熱かった!
偏差値を重視して有名大学に進学させるわけではなく、子供たちが本当に行きたい学校に行けるようにサポートする。
中高で塾に通わなくても全部学校で面倒見る、と言われていたのが印象的でした。
スポーツが有名ではあるものの、ほとんどが高校からスポーツで推薦されて進学しているようでした(まあ当然ですよね)。
次男はそこをどう思うだろうと思ったのですが、強豪クラブに入れなくても積極的に色々なクラブが活動している様子を見て気に入ったようでした。
親としても結構良いのでは? と思ったのですが、やや家から通いづらい……。
電車がうまく通っていないんですよね。
とりあえず志望校候補の一つとしました。
進学校C中学
最後に見学に行ったのは、進学校Cという学校でした。
この学校は、長男の同級生などで受験をしていた父兄から、勉強だけではなく個人がやりたいことをさせる、割と自由な校風だと聞いていたので興味がありました。
5年の秋に説明会を開催されていたのですが、その時点で6年生の生徒・保護者しか参加できないとのことで断念。
6年になる春休みに個別見学に申し込み、行ってきました。
学校が休みの日にも関わらず、クラブ活動が活発なのかたくさんの生徒が来られていました。
次男が希望しているクラブも活動していました。
生徒の雰囲気がまず良い。
皆楽しそうにしている。
(休日だからかもしれませんが)
また校舎内で勉強されている生徒も居られましたが、先生と生徒の距離が近く質問しやすいような雰囲気も見られました。
見かける生徒さんはみんな生き生きしているような気がして(親の目フィルターなのかもしれませんが……)、とっても活気があるような気がしました。
担当してくださった先生も非常に熱心で、自由にしつつも教育熱心な雰囲気が伝わりました。
私としては全体的に非常に好印象で、次男も今までで一番行きたそうにしていました。
このため、とりあえずCを第一志望にすることにしました。
偏差値ランキング
某私立中学偏差値ランキングサイト(こんなんあるんですね!)では、Aが60、Bが63、Cが65……(某模試の偏差値は各5ずつくらい低いのですが)。
偏差値が全てでは無いとはいえまずまずの難関校といえるのではないでしょうか。
実は志望校がちゃんと決まった時点で6年の春頃……。
一応5年の秋からパパ塾を本格的に開始してある程度は進んでいたものの、この時点でちゃんと計画を立てねばまずい! と再認識しました。
次回は志望校を決めてからの大まかな勉強計画を書こうと思います。