成績を伸ばす勉強法
前回記事で取り上げた通り、楽しいと思えるとやる気になり、成績が上がりやすくなります。
(詳しくは過去記事をご覧ください)
では勉強で楽しいと思うためにはどうすれば良いのか。
その子の性格や状況など様々な要因が関係するとは思いますが、やはり勉強自体が理解できるようになることや成績が上がることで楽しいと思えるようになると思います。
では、勉強を理解する・成績が上がるにはどうすれば良いのか。
私が考える成績を伸ばす要因は以下の4点です。
- 予習
- 復習
- 勉強の細分化
- 勉強計画
こう書くとありきたりやん、というツッコミが入りそうですが……。
ありきたり(王道)こそ、実は一番の近道なのです。
今回はその中でも特に①予習、②復習に関して取り上げます。
①予習
学校や塾の成績を長期的な視野で楽しんで上げていきたい、という場合、一番のおすすめは予習(先取り学習)です。
学校の成績を上げるための塾(補習塾)、みたいなのもこれに含まれるかもしれません。
予習の目的は学校(や塾)の授業を先取りすることで、実際の授業の時に余裕が出る、それによって授業の内容を理解しやすくなることです。
授業で扱う内容の少し先の教科書やテキストを自分でまずはやってみる。
実際の授業で予習してきた内容の確認・復習を行う。
こうすることで、一回聴いただけではなかなか理解できない内容も理解しやすくなります。
また、授業に余裕が出ると勉強を楽しむ余裕にもつながります。
自分で先取りが難しい場合、参考書や以前に当ブログでも紹介させて頂きました「けいたくチャンネル」様のようにyou tubeなどのサイトを利用するのも手です。
算数に関しては「けいたくチャンネル」様で基本的な範囲の勉強が可能と思います。
ただし、発展的な内容やその他の教科の予習に関しては、YouTubeなどの無料動画だとどうしても難しい場合もあると思います。
(理科などに関しても色々な方がかなりの数の動画がアップされていますが、現時点では全範囲を網羅するようなものではありません)
当ブログでも様々な算数の教材を取り上げていますが、なかなか小学生が一人で先取り学習するというのは困難です。
保護者の方と一緒に教材を使って勉強することは可能だと思いますが、なかなか保護者の方が全て教えるのは時間的も大変です。
(あくまで私の体験談ですが……)
そんなときにおすすめなのが【スタディサプリ】や【スマイルゼミ】などの通信教育です。
(あくまで塾や学校の予習という視点です)
それぞれについて、もう少し詳しく紹介します。
スタディサプリ
スタディサプリは、中学受験に役立つクオリティの高い授業が見放題というオンライン学習システムです。
学年に関係なく見れるため(小学4年生から高校生まで)、先取り学習、戻り学習がしやすいのも特徴です。
テキストはダウンロードする場合無料、一コマ15分程度なので飽きっぽい小学生でも見やすく、空き時間に見るなどの使い方も適しています。
1か月あたりの費用も1815円(12か月一括払い料金、毎月払いの場合2178円)と塾に通うよりお手頃。
さらに今なら14日間無料体験もあるため、まずは体験してみてはいかがでしょうか? (資料請求は↓をクリックしてください)
スマイルゼミ
スマイルゼミは顧客満足度「最優秀賞」を何度も受賞するなど、非常に評価の高いタブレット型通信教育です。
タブレットを使用するので、ゲーム感覚で勉強できるというメリットがあります。
学校の授業の予習・復習を目的とした標準クラス、ならびにさらに高難度な内容を扱い、応用力(「文章読解力」「論理的思考力」「問題解決力」)を養う目的の発展クラスがあります。
難関中学の入試問題対策というよりは、基礎的な内容から標準的な内容をきっちり習得したいという使い方になるかなと思います。
このため、中学受験塾に入塾前の低学年での利用や、4年生以降になって中学受験を検討する場合でも基礎固めや苦手分野対策として利用するのがおすすめです。
料金はクラス(標準か発展か)、学年、一括払いの有無で異なります。
発展クラスでも4年生12か月一括払いの場合で5300円(税込5830円)とタブレット学習方式では比較的リーズナブルな価格となっています。
全額返金保証のお試し期間もあるため、まずはお試しで利用されるのも良いと思います。資料請求は↓をクリックしてください。
②復習
学校や塾の成績を長期的な視野で伸ばすためには予習が有効と書きましたが、復習が必要ないわけではありません。
(そもそもパパ塾では子どもが予習ができませんし……)
授業で聞いた内容というのは、その時分かった気になっていてもいざ自分でやろうとしたら分からないということがよくあります。
(そんな経験、大人でもありませんか?)
授業を聞くだけでは本当に何が分かっているのか、本当は分かっていないのかは(自分でも)わかりません。
(分かったつもりになりやすいです)
また分かっている内容も、復習せず放置していると忘れてしまうおそれがあります。
このため、我が家では次のように復習するようにしています。
- 授業の後なるべく早期
- 間違えた問題は1週間以内にもう一度
- さらに間違えた問題は1週間後にもう一度、間違えなかった問題も1か月以内にもう一度
それぞれについて、もう少し詳しく説明します。
授業後なるべく早期の復習
授業後なるべく早期に復習することで、授業では分かったつもりだったのに解けない問題が出てきます。
そうやって、まずは何が分からないかを把握することが大事です。
(授業の翌日を推奨しています)
またそうやって分からなかった内容というのは、自分の苦手な範囲です。
受験勉強においては、得意な範囲を伸ばすこと以上に苦手範囲を無くすことが大事です。
このため、間違えた問題を重点的に復習する、分かるまで何回でも解き直すことで苦手な範囲を無くすというのが非常に重要です。
それによって成績を伸ばすことが期待できます。
具体的に、何度も解きなおすための手順を紹介します。
間違えた問題は1週間以内にもう一度
1回目の復習で間違えた問題は、必ず1週間以内にもう一度解きなおすようにしています。
どの問題を間違えたか分かりやすくするために、我が家では次のようにしています。
- 間違えた問題の左側(もしくは上側など)に小さい丸をつける
- 次回以降も間違えると丸を追加、解けたら線で丸を消す
このようにチェックすることで、効率よく間違えた問題を復習するようにしています。
さらに間違えた問題は1週間後にもう一度……
上のようにチェックを付けることで間違えた問題が一目でわかるため、間違えるごとに1週間(以内)にもう一度復習を繰り返します。
この際、1回間違えただけで2回目には正解した問題でも、1か月程度を目安に復習するようにしています。
(結構分からなかったりするものです)
上のように決めて復習のやり方も教えていたのですが、なかなか家庭学習で子ども一人では難しかったです。
(子供の性格は非常に影響すると思うのですが)
このため、我が家では途中から復習の内容もチェックしていました。
できればチェックなんてしなくても、一人でできるようになってほしいものですが、小学生では難しいかもしれません。
スタディコーチ
一般的な塾や学校の勉強の復習をする際に、ノートをきちんと取っていれば復習するのも問題ありません。
ただし、ノートが不十分、前提とする知識の理解が不十分など復習もうまくできない場合もあると思います。
そんなとき、前述の【スタディサプリ】や【スマイルゼミ】などの通信教育を利用して知識の補充をすることは可能です。
ただ、特定の問題の復習をしたいという場合にはやや非効率的かも……。
効率的に復習したい場合には、個別指導や家庭教師など個別のニーズに応えられるような学習法が良いと思います。
なかでも、特におすすめなのはオンライン個別指導の【スタディコーチ】です。
東大生、早慶生だけが講師をしているオンライン個別指導なのですが、オンライン自習室という東大生に質問できるシステムがあるため、分からないところが質問しやすくなっています。
問い合わせは↓のバナーをクリックしてください。
予習と復習、大事なのは……
では、予習と復習、どちらが大事なのでしょうか。
復習のメリットは、きっちり行うと比較的短期間で(勉強した範囲は)成績アップが感じられやすい点です。
ただし、復習は予習と比べると楽しさを感じにくい(苦手な範囲を復習する場合特に)というデメリットがあります。
要するに、どちらにもメリットがあり、どっちがより大事というものではありません。
さらに、予習と復習を併用すると相乗効果でさらに成績アップが期待できます。
成績を上げたい場合、まず予習復習を頑張ってみてください。
次回は③勉強の細分化、④勉強計画の立て方に関して書こうと思います。