パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

自宅学習で挑む中学受験 -おすすめ通信教育ー

 

 我が家では自宅学習(「パパ塾」)で中学受験に挑んでいますが、以前から何度かこのブログでも記事にしている通り中学受験に挑むうえで一番おすすめなのは学習塾、特に中学受験に特化した学習塾に通うことだと考えています。

 ただし、家の近くに塾が無い、習い事を続けながら中学受験を目指したい、塾の雰囲気に馴染めない、金額を抑えたいなど色々な理由で学習塾に通わずに中学受験を目指す場合もあると思います。

 

 学習塾に通わずに中学受験を目指す方法は色々ありますが、そんな中で自宅学習をするという意味では通信教育を利用するのが一番のおすすめです。

 前回色々な方法で受験するための費用をまとめましたが、その際に通信教育に関して特に内容を書ききれなかったため、今回は通信教育の中で私が特におすすめしたいものを紹介したいと思います。

 

 

各通信教育の比較

 料金の比較に関しては以下の記事に記載しているので、参考にしてみてください。

 

kishi-john.hatenablog.com

 

Z会

 通信教育の大手Z会の「中学受験コース」は通信教育の中では教材・授業共に難易度が高く、その分圧倒的な合格実績(2022年度開成中学合格32名、灘中学合格14名など)を誇ります。(参照元Z会 2022年度 国私立中学合格実績

 「中学受験コース」にはZ会をメインで中学受験に挑む「トータル指導プラン」と塾との併用が想定された「要点学習プラン」があり、それらとは別に公立中高一貫校を目指す「公立中高一貫校受検対策講座」というものもあります。

 どのプランでも必要な教科だけ受講することができるので、塾に通ったうえで苦手教科の補強に利用するなんて使い方もできそうです。

 

 それぞれの学習プランや講座についてもう少し詳しく説明していきます。

 

トータル指導プラン

 小学3年から6年まで設定があり、教材はiPadと紙教材を併せたものとなっています。

 小学3年から受講できるので、有名学習塾(4年生から入塾するところが多い)の入塾テスト対策としてやってみる、なんて使い方も良さそうです。

 

 学習の流れは①要点学習→②問題演習・添削(③個別指導)となっています。

 ①要点学習:各学習項目の重要ポイントを映像授業で学び、併せて授業ノートに書き込み、確認問題を解くことで合格に必要な知識のインプットを行います。

 ②問題演習・添削:実際に紙と鉛筆を使い、インプットした内容が身についているか確認。練習問題と月例テストを行うことで思考力や記述力も養います。

 ③個別指導:丁寧・迅速な質問、相談回答に加え、学習完了率の数値化・カレンダー機能により子供が自律的に学習できるように導いたり、テストの結果から復習が必要な項目を可視化し的確に復習指示を行ってくれます。

 

 また、6年生には最難関中学入試対策として「頻出分野別演習」や最難関6校の対策「志望校別予想演習」という短期集中特訓の「専科」も開講します。

参照元Z会の通信教育中学受験コース

 

 ここで注意が必要なのは、受講にはiPadが必要で、スマホやPCでは代用できないことです。

 家にiPadがあればそれを利用しても良いですし、持っておられなければZ会特別販売サイトで購入することもできます。以下のような市販のものと比較して、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

要点学習プラン

 こちらも「トータル指導プラン」と同じく、小学3年から6年まで設定があり、教材はデジタル(PCやスマホなどiPad以外もOK)と紙教材を併せたものとなっています。 

「トータル指導プラン」の①要点学習、つまり映像授業受講・ノート作成と確認問題のみのシンプルプランです。

 

 難関校受検を想定したレベルの高い授業が必要に応じて何回も見れるので、学習塾などZ会以外の学習を主にしている方が弱点分野・教科の補強などに使用するのが良いと思われます。

 受講費は「トータル指導プラン」の約半額と費用を抑えられるのも嬉しいですね。

 

公立中高一貫校受検対策講座

 Z会は公立中高一貫校にも多数の合格者を輩出されており、2022年度は全国で1057名もの方がZ会を利用して合格されています(詳しくは2022年度 Z会員公立中高一貫校合格実績)。

 中学受験コースと異なり、「公立中高一貫校適性検査対策講座」は小学生コース専科という必要に応じて受講する講座という扱いです。

 各学年別に受講が勧められている講座は以下の通りです。

 

 小学3、4年生:「公立中高一貫校適性検査対策講座」が無いため、「思考・表現力講座」と併せて小学生コースの4教科(ハイレベル)を受講することが勧められています。

 ここでいう小学生コース(中学受験コースではありません)は、スタンダードとハイレベルの2つの難易度があり、いずれも学校で習う内容を超えた内容となっています。ハイレベルでは発展問題も出題されます(小学3、4年は算数・国語のみ)。

 

 小学5年生:「公立中高一貫校適性検査対策講座」と、志望校の出題に作文が含まれる場合は「作文」講座の受講、さらに必要に応じて小学生コースの4教科(ハイレベル)を受講することが勧められています。

 

 小学6年生:「公立中高一貫校適性検査対策講座」、「公立中高一貫校作文講座」が受講できます。他は5年生と同様で、志望校の出題に作文が含まれる場合は「作文」講座、必要に応じて小学生コース4教科の受講が勧められています。

参照元受検対策講座一覧

 

Z会の口コミなど

 Z会は中学受験を目指す通信教育の中で非常にレベルが高く、難関校を目指す方には非常におすすめです。

 口コミでも……

「塾と比べて非常に安い」

「良問が揃っており、映像授業も見やすい」

「自宅で学習できるため、他の習い事が続けられる」

 などポジティブな意見もありますが、

「問題が難しい」

「教材がシンプルで子供が興味を持ちにくい」

「親のフォローが必須レベル」

 という意見も見られます。

 

 基本的に難しい内容なので、理解するために+αが必要になる場合が多いのかもしれません(質問もできるのですが……)。

 「トータル指導プラン」の場合、親がある程度教えられるのであれば良いのですが、家庭教師や個別指導と併用したり、他のやや基本的な内容を扱う通信教育と併用したりする場合もあるようです。結局ついていけなくて塾に変えたなんて口コミも……。

 

 完全に親が教える「パパ塾」よりははるかにおすすめですが、合う・合わないがありそうなので、お試しでやってみて判断とかが良いのかもしれませんね。

 

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進研ゼミ

 Z会と並んで通信教育の老舗です。2022年度私立ならびに国立中学合格者数は4284名と非常に多くの受験生が利用されています。

 開成や灘中学に合格された方も居られ、難関校を含めた中学受験を目指す幅広い層に対応していると思われます。

 公式ホームページによると、教材をきちんとかつようすることで偏差値55~65の中学入学を目指すことができるそうです。

参照元私立・国立中学校合格実績 |考える力・プラス 中学受験講座 |進研ゼミ小学講座オプション教材 | 小学生向け通信教育

 

考える力・プラス講座

 進研ゼミの中学受験講座は小学4年から設定されていますが、それ以前は小学1年から始められる考える力・プラス講座がおすすめです。

 4教科の読解・思考・表現力を伸ばすことを目標としており、子どもが興味を持つような内容(付録など)があるため、楽しんで応用力が付けられるのではないでしょうか。

 また、考える力・プラス講座の小学5、6年生は公立中高一貫校受検レベルの4教科の応用力を付けることを目標としており、実際2022年公立中高一貫校合格者数は全国で1406名にも上ります。(参照元考える力・プラス5・6年生 | オプション教材 | 進研ゼミ小学講座

 

考える力・プラス 中学受験講座

 進研ゼミの中学受験対策講座は小学4年から6年まで設定されています。

 4教科セットしか無いため、特定の教科だけ利用するという使い方はできません。

 

 紙の「授業テキスト(実戦テキスト)」、「演習ワーク(重要問題攻略ワーク)」、「添削問題」に取り組み、映像授業で理解を深める、といった使い方になりますが、Z会と比較するとやや基本問題が多く、全体的な問題量が少なめの印象です。

 習い事を続けながら受験勉強するなど自宅学習をしたいという方の中で、中堅から難関校を目指す方や受験をするか迷っている方などにおすすめです。

 Z会や塾が難しすぎる、という場合に利用する方も居られるようです。

 ただし進研ゼミだけで中学受験を目指す場合には、適宜問題集などで問題演習を追加した方が良いかもしれません。

進研ゼミ小学講座 資料請求はこちら

 

 

スタディサプリ小学講座

 スタディサプリは中学受験にも役立つ映像授業が見放題、というオンライン学習サービスです。

 これ単体で中学受験を目指す、というよりも他の塾や通信教育で分からないところのサポートといった使い方がおすすめです。実際、受講生の4人に3人は塾や他の通信教育と併用されており、塾などでの勉強内容で理解できなかった場合などの弱点分野の補強などに良いと思います。

 

 クオリティの高い映像授業が学年に関係なく見放題、テキストはダウンロード無料、(冊子を購入する場合は別料金が必要)なので、戻り学習、先取り学習をしやすいのがポイントです。

 また、映像授業は1コマ15分程度なので飽きっぽい小学生でも見やすく、ちょっとした空き時間に見るなんて使い方もできそうですね。

 

 今なら14日間の無料お試しが利用できます。利用方法は↓のリンクから。

 

 

スマイルゼミ小学コース

 スマイルゼミ小学コースはタブレット学習を主とするため、ゲーム感覚で取り組めるというメリットがあります。

 標準クラスと発展クラスがあり、発展クラスは実際の中学入試問題も出題されるため中学受験を検討するのであれば発展クラスがおすすめです。

 しかし、やはり他の塾や通信教育と比べると基礎的な内容が主になるため、他の塾や通信教育で分からないところが出てきた、今から受験勉強を始める(基本から勉強したい)といった方におすすめです。

 

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 以上、各種通信教育を比較してみましたがいかがだったでしょうか?

 関西地区の中学受験まで残り74日、この記事をご覧の皆様も悔いが無い様に頑張りましょう!