(2023/2/13 リライトしました)
我が家では、次男(小学6年生)が自宅学習(パパ塾)で中学受験を目指しており、私が教えたり調べたりしている中での出来事や感じたことをブログに書いています。
関西の入試まで、この記事の公開日(12月14日)でちょうど1か月。いよいよ追い込みです。
今回は、ここからの追い込みの時期にどのような対策をしていくべきなのか考えてみました。
入試1か月前にすること
とにかく過去問の復習
この時期に新しい問題集に手を伸ばす必要も余裕もありません。
これからは今までやってきたことを徹底的に復習することで、やってきた知識の定着を図る時期です。
何を復習するべきかといえば、一番は過去問です。
過去問と全く同じ問題が出ることはほとんどの学校では無いかもしれません。
それでも過去問で問われた知識を整理したり、時間配分をもう一度見直したり、過去問でよく問われる分野を確認したり……。
過去問をやる意義は大きいです。
過去問を解くことと並行して、塾の問題集などをもう一度見直すのも良いと思います。
我が家の場合は塾に通っていないこともあり、基本的に過去問だけを徹底的にやり直すつもりです。
具体的には第一志望のCを中心に時々B(第二志望)の問題をやりつつ、入試直前にはA(第三志望)をもう一度時間配分の確認を兼ねて解きなおすという流れを考えています。
私が考える一般的な追い込みの時期の対策と、我が家の今後の方針を教科別に述べていきます。
算数
算数は学校によって対策が違うと思いますが、過去問を分野別に解く事で傾向が掴みやすいことが多い教科です。
超難関校であっても比較的基本的な問題も紛れていることがあるため、そういった問題の取りこぼしをしないこと(超難関校以外であればなおさらです)。
難問は完答できなくても(1)や(2)だけであればできるような問題があるためそういった問題の確認。
中学受験では(1)や(2)がその後の誘導になっている問題も多いため、誘導が多い学校なのか、その場合はどのような誘導が多いのか……などの確認をすると良いと思います。
入試というのは満点を取る必要はありません。
算数で点を稼ぐ必要があるのか、算数は最低限で他の教科で点を稼ぐのか。
合格点に至るための大まかな得点プランを考えておき、過去問を解く際に無理なく算数で得点するには何をどの程度解けるべきか考えるのも良いかもしれません。
我が家の場合は、志望校のCとBの傾向が比較的似ているため両方を分野別に復習しながらもう一度全分野を確認。
土日など時間が比較的取れる時に、時間配分確認のため1年分の過去問を解く、という方針です。
国語
国語は直前からの対策で大幅な得点アップが目指しづらい教科です。
漢字や語彙の問題の傾向確認は、国語の中では直前からでもやる意義はあると思います。
その他には問題文や記述の量の確認、時間配分(どう解いていくかという作戦)を考えるということを兼ねて過去問を解いていくことになると思います。
我が家の場合はCの過去問を中心に、時間配分を考えながら長文を読み、記述もしっかり書くという意識で解いていくつもりです。
時間が無くて記述が書けなかったというのはなるべく避けるように、部分点を狙ってとにかく書くという意識ですね。
理科
理科は物理分野と一部の化学分野の分野を中心に理解が重要な範囲と、地学分野と生物分野、一部の化学分野を中心とした暗記が重要な範囲に大別されます。
暗記が重要な分野は社会と同様に、今からの時期でも成績アップが見込めます。
過去問でよく問われる分野を確認し、効率的に暗記する項目を絞りながら覚えるのが良いと思います。
理解が重要な分野では、今の時期から大幅に成績アップは難しいです。
過去問を確認しながら、得意な範囲は点を落とさないようミスを減らす対策を考えるようにする必要があります。
苦手な範囲は(1)など基本的な問題だけでも解けるよう過去問で出た基本的な部分を押さえていくのが良いと思います。
我が家の場合は、全ての分野を分野別過去問でもう一度解きなおしてみるつもりです。
先日ある程度しっかりやってきていた(つもりだった)化学の分野を思ったより理解していなかったことが分かりました。
真横で見て何をどの程度理解しているか分かっているつもりでも、子どもが自分から言ってくれないと理解していないことが分からないことがあります。
もう一度、どの範囲をどれだけ理解しているのか確認する意味でも全範囲見直しが必要ですね。
暗記が主の分野は今からでも点が伸びる余地があるため特にしっかり対策していくつもりです。
社会
社会は暗記問題が中心であり、ここから点数が伸びる可能性が一番高い教科です。
苦手と思っている範囲でも、今からでも覚えれば点数アップが期待できます。
過去問を見ながら、どういった範囲を勉強するのが効率が良いのか考えると良いと思われます(出題頻度を優先するか、苦手対策するか、など)。
我が家の場合、具体的な対策は妻に任せているのですが、時事問題や複数分野にまたがる問題は少し苦手な印象があるため、そういった問題に対処できるようより一層深い理解を目指してほしいと思います。
できるだけ得意分野を伸ばす
得意分野で点を落とさないことが入試では非常に重要です。
重ねて言いますが入学試験は満点は必要ありません。
ほとんどの学校で合格最低点は6-7割です。
その点数を取るために必要なことは、苦手分野の対策より得意分野を確実に解けるようにすることです。
(当然、個人個人で勉強の進度が異なるため苦手対策もある程度必要になる場合もあると思いますが)
得意分野は入試直前のタイミングで一通り見直すつもりです。
できればサクサク解いて自信につなげたいのですが、意外と見落としがちなウィークポイントが隠れていることもあるためその確認も兼ねてというような意識ですね。
また、ケアレスミスをどうやって減らすか、もう一度見直してみたいと思います。
我が家では計算ミスを減らす方法を試してから、少し計算ミスは減りました。
今は、問題文(条件)の見落としが多いため、問題文にちゃんと下線を引いて見落とさないようにすることを意識してもらうようにしています。
苦手分野対策は最低限
苦手分野は、新しい問題集などを使って本格的にやり直すつもりはありません。
理由としては、
- 時間がかかること
- やる気や自信をなくすこと
の二点です。
このため苦手分野は過去問の基本的な部分まで(可能であれば標準的な部分も)だけを繰り返しやり直し、基本的な部分で点を落とさないことを意識していきます。
勉強よりも大事な体調管理
入試まで1か月になってくると、勉強ももちろん大事なのですがそれ以上に体調管理が重要になります。
体調管理としては、十分な睡眠とバランスの良い食事が重要です。
この時期、どうしても睡眠時間を削ってでもあれもこれもやりたくなりがちです。
十分な睡眠を取らなければ勉強のパフォーマンスが落ちてしまい、睡眠時間を削った勉強は逆効果になる可能性が高くなります。
(詳しくは以下の記事をご覧ください)
また、食事は勉強をするためのエネルギー補給や、体調を整えて受験を乗り切る意味でも非常に重要です。
(こちらも詳しくは以下の記事をご覧ください)
これ以外に、以前にもこのブログで取り上げたインフルエンザ対策や再流行の兆しがあるコロナ対策をしっかり行う必要があります。
罹ってしまうとどうしても勉強に影響してしまうので、罹らないようにまずは手洗い、うがいですね。
(以前に書いた通り、余裕があれば1回だけでもワクチン接種が望ましいのですが……。)
しっかりとした体調管理を行うことで、後悔のない勉強をしたいものですね。
まとめ
入試まで残り1か月、追い込みの時期にやるべきことは過去問を中心とした復習です。
得意な分野を伸ばしつつ、苦手分野は最低限を押さえる程度の確認で良いかなと考えています。
また、体調管理が非常に重要であり、十分な睡眠時間、バランスの良い食事を意識して、感染対策をしっかり行いましょう。
実は以前に受けた五ツ木・駸々堂模試の第6回が返却されていたため今回はその報告をしようと思っていたのですが、この記事の公開日が入試のちょうど1か月前だったため先にこちらの記事にしました。
次回、五ツ木・駸々堂模試の結果を書くつもりです。良ければ見てみてください。
この記事の公開日から1か月後には関西の中学入試が始まります。
この記事をご覧の受験生や保護者の方も、体調管理はしっかり行ったうえで後悔のない1か月を過ごせることを願っています。
お互い頑張りましょう。