パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

パパ塾の正月特訓

(2023/2/9 リライトしました)

 我が家では、次男(小学6年生)が自宅学習(パパ塾)で中学受験を目指しています。

 

 関西の中学入試は1月14日に始まります。現在我が家は追い込み真っ最中です。

 

 普段は私の仕事が終わった後(平日の夜)や休日に開催しているパパ塾ですが、正月に私が休みを貰えたことで年末年始はパパ塾を行う時間が増えました。

 そこで、進学塾と同様に正月特訓と称しパパ塾を普段より長めに開催しました。

 

 今回はそんな「パパ塾 正月特訓」でやった勉強内容や課題に関して書いておこうと思います。

 

 

中学入試直前 パパ塾正月特訓

勉強内容

 正月特訓と称して長い勉強時間を確保しましたが、やることは過去問演習です。今までと変わりません。

 何が変わるのかというと、内容と方法。

 

 内容は今まで通り過去問(プレテストや予想問題を含む)です。

 今までは分野別に同じような問題ばかりをまとめて解いていたのに対して、正月特訓になってからは実際の入試のように1回ずつ解くことを増やしています。

 

 算数と理科は既に何回もやっている問題なので覚えてしまっているものも多いのですが、1回分過去問を解き、そこで解けなかった問題や解き方に不安を覚えた問題を分野別過去問からピックアップして解くということを繰り返すようにしていました。

(尚、国語は今まで通り、1回ずつ過去問を解いています。)

 

 こう書いていると今までと大して変わらないと思うかもしれませんが、一番大きな違いは私が隣に居る状態で問題を解いていることです。

 今までは宿題という形で問題を解かせて、後から間違えた問題を解説するというスタイルでした。

 今回、横で解き方を確認することで色々とメリットがありました。

 一つ目のメリットは、解き方を見てあげられることで

  • 答えは合っていても効率の悪い解き方をしている
  • 偶々合っているだけで他のパターンであれば間違えそうな解き方をしている

 ……というケースを発見できたことです。

 

 普段から解き方(ノート)まで詳しく確認していれば良いのですが、今までなかなか時間の都合上詳しく見てあげられませんでした。

 そのせいで(過去問では)間違えてはいないけれど、(入試では)間違えそうな問題が結構ありました。

 そういった問題を発見し、多少は意識付けできたかなと思うので、長い時間をかけて正月特訓を開催したのは有意義だったと思います。

 

 計算問題も、入試では工夫が必要になるものが多いのですが、次男は工夫せずに無理やり解いていることもありました。

 計算の工夫は一朝一夕で身につくものではありませんが、入試までの僅かな期間ではあるものの再度計算問題を見直してみようと思います。

 

 二つ目のメリットは、入試問題の時間配分など実際の入試での考え方をシミュレーションし、アドバイスすることができたことです。

 今までも何度も過去問を時間を計って解いてきましたが、横で見ていたわけではなかったので簡単なアドバイス程度しかできませんでした。

 算数や理科で問題の取捨選択、国語でどのように時間を節約するかなど多少は話をすることができたので、入試本番でも役立てられたら良いなと思います。

 

課題

 過去問に関してはかなりの問題を覚えるのに近いくらいまでやり込んでいるので、解き方は分かってきていると思います。

 

 ただ、どうしても過去問を一回ずつ解くようにしていると、咄嗟に解き方が分からないものもあります。

 どのようなパターンの問題か判断するためにもこのような解き方をもう少し練習していく必要があると思います。

 

 あとは、多少目先(問題の出し方)が変わった時に解法が分かるか、ケアレスミスをどう防ぐかということが課題です。

(問題の傾向が大きく変わった場合は今のやり方では対処できないのですが、出願校のいずれも学校説明会(もしくは個別相談会)で出題傾向は大きくは変えないと明言されていたため信じるしかないかなと思います。)

 

 出題の仕方など問題のマイナーチェンジは、多くの問題を解いていれば対処できると思います。

(かつ同じ単元で異なるパターンの問題を多く解いていればなお良いのですが)

 

 根本的に対処しようと思えばひたすら問題を解くことです。

 クオリティが高い(志望校の出題傾向に近い)問題を多く含む問題集であればベストです。

 

 塾であれば「〇〇中学対策問題集」というようなものが配られる場合もあると思います。

 やりこむ時間がある(入試まで時間がある、もしくは塾などでも使用している)場合はそういった問題集でしっかり対策するのが良いと思います。

 

 ただ、入試まで1か月を切ってから新しく問題集を始めるのは中途半端になりかねません。

 そのように考え、我が家の場合以前使っていたものを再度やり直すことも含めて行っていません。

 とにかく過去問を何回でもやろうと思っています。

 ケアレスミスを防ぐことに関しては、もともと次男はケアレスミスが多く以前の記事でもミスを防ぐ方法に関して書きました。

kishi-john.hatenablog.com

 この記事で書いた対策を意識することで多少はミスが減った気がしていました。

 しかし、最近は同じ問題(過去問)を何回も解いていることで文章をしっかり(線を引いて)読むような意識が薄れている気がします。

 意識付けの問題なので、しっかり意識をしてミスをしないようにしてほしいと思います。

 

これからの予定

 明日以降は、次男は冬休みですが私は仕事なので、正月特訓のように長時間の授業は難しくなると思います。

 冬休みが終わると4日間だけですが登校する予定のため、さらに勉強時間の確保は難しくなるかもしれません。

 

 ただ、ここからはたくさんの問題を解くより、理科や社会の暗記中心の内容を多めに見直すのがメインの作業になると思います。

 このため過去問は感覚を鈍らせない程度に、になるかなと考えています。

 親の目線としては残りの期間に体調を崩さないこと、ストレスを溜めすぎないことを目標にしていこうと思います。

 

最後に

 いよいよ正月が終わり、長時間の授業ができるタイミングも無くなってきました。

 教えるべきことはある程度伝えられたかなと考えていますが、不安は尽きません。

 ただ、親が焦るのは本当に良くないので、せめて子どもの前だけでもどっしり構えて入試に臨もうと思います。

 

 次回は、(現実逃避も兼ねて)合格後に贈る合格祝いに関してまとめてみようと思います。

 

 関西の中学入試まで残り11日、この記事をご覧の受験生や保護者の方も、残り僅かな期間ではありますが一緒に頑張っていきましょう。

 皆様に良い結果が得られるよう願っています。