パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

中学受験直前 冬休みを振り返って

(2023/2/8 リライトしました)

 我が家では、次男(小学6年生)が自宅学習(パパ塾)で中学受験を目指しています。

 

 入試前最後のまとまった勉強をできるチャンスであった冬休みも今日で終了します。

 今回は、冬休みの振り返りを行いたいと思います。 

 

 

冬休みの振り返り

冬休みの生活と、子どもの意識の変化

 通常、冬休みといえばクリスマスや正月といったイベントが目白押しで、小学生にとっては楽しい期間だと思います。

 ただ、受験生は冬休みを楽しむ余裕は無いと思いますし、次男にとってもやはり楽しいものではありませんでした。

 

冬休みの生活

 この冬休み中、次男の大まかなスケジュールは次の通りでした。

 

 毎日6時に起床し、6時半頃から7時半頃まではパパ塾の授業。

 授業終了後、私の仕事がある日はその日の課題を出しておき、夜まで自習(ママ塾がある場合もあります)。

 私が帰宅後は再度授業。

 

 私が休みの日は昼頃まで授業、その後過去問演習の時間を挟み、再度授業といった流れでした。

 

 ……修行僧のような生活ですね(苦笑)。

 

 クリスマスはケーキを食べただけでプレゼントも我慢し、正月も録画している正月特番を食事の時に少し見る程度……。

 受験生としては当たり前だと思いますが、小学生という年代に強いるにしてはやはり辛いものがある気がします。

 

意識の変化

 そんなストイックな冬休みを過ごしている次男ですが、受験が近くなったことで意識の変化が出てきたようです。

 

 今まで家で一人で勉強していても親の目を盗んでサボりがちでした。

 その日の課題(やって欲しいと言っていたこと)を最低限だけ終わらせるとそれ以上やらないことも。

 それが、最近は(たまに少し休憩が長いことがあるものの)自ら進んで勉強しています。

 

 自分で勉強するなんてことは受験生として当たり前といえば当たり前なのですが、受験を通じて自らを律することができるように成長しつつあるのかなと感じます。

 

 親も子も入試直前になり「せっかくここまで頑張ってきたのだから合格したい」と前のめりになっています。

 しかし、試験勉強を通じて人間的に成長することこそが中学入試の本来の目的の一つだろうと思いますし、そういう意味では本来の目的は多少果たすことができているんだろうなと思います。

 

 当然、せっかくここまで頑張ったんだから第一志望に合格してほしいと考えているのですが……。

 

モチベーション

 次男はクールと言うか飄々としているというか、あんまり気持ちを喋らないところがありました。

 中学入試に関しても、親の意向を読んで入試や志望校を決めたりしたのではないかなと考えてしまうほど。

 親が入試を勧めたつもりはないのですが……。

 それくらい、今までは自らの気持ちを前に出すタイプではありませんでした。

 

 ただ、最近になって第一志望の学校に行きたいと口にすることが増えてきています。

 頑張ってきたこともあり、モチベーションが高くなってきているのかなと感じます。

 

 それ自体は良いことだと思います。

 ただ、そういった気持ちが高ぶりすぎて空回りしないように注意しないといけないのかもしれません。

 ここから入試までの期間はむしろ休憩を多くとったり、落ち着かせることに尽力する方が良いだろうと思います。

 

勉強内容

 冬休み期間は最後のまとまった時間であるため、この期間をどう過ごすのかは非常に重要だと考えていました。

 この冬休みにやった内容を紹介します。

 

過去問(分野別演習)

 我が家では10月ころから過去問を始めています。

 以前から紹介していた通り、算数と理科に関して過去問を分野別に(私が自作して)編集しなおしたものを使っています。

kishi-john.hatenablog.com

 

 この分野別過去問に関しては、冬休みに入る前くらいには一回ずつは解き終わりました。

 

 冬休み期間は、一回間違えた問題や苦手範囲などを2-3回解きなおすようにしていました。

 

 特に志望校で過去に出題された同じ分野の問題を、容易に探すことができるのは有効だったかなと思います。

 何か特定の分野(例えばニュートン算など)を間違えた場合などに、志望校の過去に出題されたその分野の問題をまとめて復習できたので。

 

 ここから先の1週間は、まとまった勉強時間を確保できないだろうと思います。

 社会と並んで理科の暗記分野を中心に、分野別過去問を主に使って復習していこうと考えています。

 

過去問(一回ずつの演習)

 冬休み期間に入るころまでは、上記の分野別過去問演習が主でした。

 冬休みに入ってからは、時間配分の確認や一通りの復習という意味で、一回ずつの過去問(普通の解き方)を多く行いました。

 

 今まで苦手だと思っていなかった分野での失点があったり、意外な見落としが結構あるため、やはり一回ずつの過去問演習も絶対に必要だと思います。

 

 第一志望の過去問は毎日、第二志望は毎日1-2教科、第三志望は隔日に1教科程度のペースで、全出願校の問題を解くことができました。

 

 過去問に関しては、冬休み期間に予定していた問題演習量全てを消化することができたと思います。

 

模試・プレテスト

 6年生だけでも複数の模試を受けてきましたが、五ツ木・駸々堂模試に関しては過去問と傾向が違うため冬休み前に一回復習したきりで、冬休み以降はやり直しませんでした。

 

 問題傾向が違うといってもたくさんの受験生が受ける模試であるため、そこで出題された問題は理解している受験生が多いと思われます。

 本来であればちゃんとやり直したかったのですが、時間の関係上断念したというのが本音です。

 

 第一志望の学校対策模試と、第二志望・第三志望のプレテストは過去問と同程度(プレテストに関してはもしかすると過去問以上に)重要になるんじゃないかと考えています。

 冬休み序盤にやり直しましたが、この記事の公開日に再度やり直ししようと考えています。

 

最後に

 勉強に関して、実力という意味ではもう少し伸ばしてあげたかったと思うのですが、冬休みだけに限ると予定したことが全てできたと思います。

 

 以前の記事で、入試の成功とは合格だけでは無いと書いたのですが、ここまでストイックに頑張ってきた次男にはやっぱり合格してほしいなと思います。

kishi-john.hatenablog.com

 

 

 関西の2023年中学受験は1月14日に始まります。この記事の公開日の時点で、入試まで残り5日。本当の直前です。

 

 残りの5日は学校にも行きますし、おそらく勉強の時間もしっかり確保できないだろうと思います。

 入試に臨むための精神的なリフレッシュ期間と割り切って、しっかり体調を整えて入試に臨んでいきます。

 

 この記事をご覧の受験生や保護者の方も、あと少しの期間ではありますが頑張っていきましょう。