パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

合格最低点を取るために

(2023/2/1 リライトしました)

 我が家では自宅学習(パパ塾、ママ塾)で中学受験に挑みました。

 先日、おかげさまで最高の結果で入試を終わることができたのですが、そこまで至るのは決して楽な道のりではありませんでした。

kishi-john.hatenablog.com

 

 色々なことを考えて入試に臨んでいたのですが、今回は

  • 各教科の得点目標をどのように考えていたか
  • 実際はどの程度の得点ができたか(点数は発表されていないため、だいたいの予想ですが……)

 書いていこうと思います。

 

 

各教科の得点目標

例年の合格最低点

 学校(C)が発表している、昨年度前期日程の普通コースの合格ボーダーは6割2分でした。

 

 進学コースに出願しましたが、正直なところ普通コースでも厳しいと予想していました。

 まずはこの普通コースのボーダーをいかに突破するかが重要でした。

(普通コースのボーダーさえ超えていれば、進学コース不合格でも回し合格させてくれるため。)

 尚、昨年度普通コース受験者(合格者ではない)の平均点は5割6分。

 内訳は国語6割6分、算数4割9分、理科4割3分、社会6割7分でした。

 一方、合格者平均は国語7割、算数6割6分、理科5割8分、社会7割3分でした。

 

最初の作戦「算数を制する者は受験を制す」

 昨年度のCにおける合格者と全体の平均点の結果から、合格者と不合格者の大きな違いは算数と理科と考えられました。

 

 理科は点数アップが比較的難しいため、一旦置いておくことにしました。

「算数を制する者は受験を制す」というモットーで算数をとにかく伸ばそうと考えていました。

 

 国語は比較的点数の差がつきにくいのに対して、算数は勉強してきた人とそうでない人の差がつきやすいと考えられます。

 よって、算数での点数の差が合否の差に直結しやすいと考えていたのです。

 ただ、比較的入試直前にスランプに陥ったこともあり、最終的に算数の点はなかなか伸びませんでした。

kishi-john.hatenablog.com

 

 

最終的な教科別得点目標

 直前になり算数の点が伸び悩みました。

 過去問をやっても計算問題などの比較的基本的な問題を取りこぼすことも多く、得点が6割に届かないことはザラでした。

 

 ミスを減らし少しでも点を落とさない対策も重要でしたが、実際なかなか難しいです。

 合格点(概ね6割強)を取るためにどうすれば良いのかと考えました。

 その結果、算数は6割に達しなくてもトータルで合格点に達すれば良いという当たり前の結論に至りました。

 

 各教科どの程度の得点を目指せるか考えました。

 直前(冬休み頃)の状態で取れそうな得点は算数は5割5分としても、国語は6割5分、理科5割5分、社会7割くらいでした。

 ……トータルで考えると合格点を超えています。

 この点数を本番で取ることが重要です。

 国語は記述で部分点を貰うようにとにかく書くこと

 理科は問題数が多いため分からない問題に時間を費やさず点が取れるものを確実に取っていくこと

 これらを意識して上記の最低目標に到達することを目指しました。

 

 ただ、実際に最低目標点などと口にすると、万が一特定の教科が難しかったり失敗した時に子どもが受けるダメージが大きくなると思われました。

 

 そこで、得点の目標を言うのではなく、どのような問題がどの程度解けるのが良いかという具体的な目標を決めていました。

 

 また、できなくても大丈夫、あなたが難しいと感じる問題はみんな難しいと感じるんだ、その場合は平均点が下がるから気にしなくて良いと声をかけていました。

 一教科でミスしても、他の教科で挽回しようとし過ぎないように意識してもらうのが目的です。

(力んで余計にミスすることがあるため。)

 ここで重要なのは社会です。

 社会は妻に任せていたため私はノータッチだったのですが、直前に勉強しても得点の伸び率が良いということで冬休み以降はママ塾の時間を増やしてもらいました。

 その結果、私の予想以上に社会は伸びていました。

(詳しくは次回記事に書いているので参考にしてください)

kishi-john.hatenablog.com

 

実際の得点予想

 実際に前期日程を終了した際に、問題ももらっていたため得点予想してみました。

 

 算数は普段ならできないことも多い文章題の大問も何問かできていたものの、やはり基本的な問題にミスがありました。

 トータルで6割に達するかどうかという印象でした。

 

 ……欲を言えばキリがないのですが、まずは及第点です。

 

 国語は記述でどのように書いたか不明であったものの、全部まずまず書けたと言っていました。

 このように子どもが言う場合、6割5分は超えていることが多く、選択肢問題にも大きなミスは無さそうだったので6割5分と予想しました。

 

 理科は難しく、5割は超えているだろうと思いましたが、6割は届かないかもという予想でした。

 このため5割5分と予想しました。

 

 社会はかなりよくできたようで、8割はできているようでした。ハッキリ言って予想以上です。

 

 結果として、(翌日の合格発表で)合格ボーダーを超えることができました。

最後に

 当初、私も失念していましたが、当たり前ながら入試は全体で合格点を越えれば良いのです。

 算数などの特定の教科にこだわらず、入試までの残り時間を考えながら得点を伸ばすというのが重要だと改めて感じられました。

 

 この記事をご覧の方、これから受験の方は特に残り時間頑張ってください。

 良い結果が得られますことを心から願っています。