パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

2024中学受験用 関西模試特集

(2023/6/14 一部修正しました)

 当ブログは、2023年にパパ塾で中学受験に挑んだ経験談や、中学受験の勉強法に関して記事にしています。

 

 中学受験を目指す際(に限らず高校受験でも大学受験でも)、模擬試験というのは非常に重要です。

 

 ただ、我が家のように塾に通わずに受験する場合、どの模試を受けるべきか非常に迷うのではないかと思います。

 中学受験の模試は非常に数多く開催されているので……。

 

 実際、我が家でも中学受験までの間、ブログで詳しく書かなかったものも含め複数の模試を受験しました。

 

 インターネットで「中学受験+模試」などを検索すると、非常にたくさんの情報が出てきます。

 しかし、内容は首都圏のものが多く、関西の模試は何を受験するべきなのかよく分かりづらい状況です。

 

 そこで、今回我が家で受けていた五ツ木・駸々堂模試を中心に、関西の模試に関して解説していきます。

 

この記事で分かること 関西の中学受験生が多く受けている模試にはどのようなものがあるか?
関西で受験する場合、どのような模試を受けるべきか?

 

 

関西の模試(中学受験用)

4大模試とは

 中学受験用の模試には、次にあげるように首都圏を中心に全国的に有名な4大模試と呼ばれる模試があります。

(それぞれの模試名をクリックすることで、各模試のホームページに移動します)

 

 難易度として、サピックスオープンは難しく難関校受験生が対象、首都圏模試が標準的な難易度、四谷大塚日能研がその中間のようです。

 

 これら4つの模試のうち、首都圏模試は名前の通り主に首都圏の中学校の合否判定に特徴があり、関西の受験生にはあまり適していません。

 

 それ以外の模試は、関西の受験生でも受けようと思えば受けることもできます。

 ただし、実際のところ関西の受験生がそれらの模試を受けることはそれほど多くないようです。

(関西にも四谷大塚日能研SAPIXなどの塾は展開しており、これらの模試を受ける人はいます。今後、塾の展開状況により模試の状況も変わるかもしれません)

 

関西で有名な模試

 関西で受ける人が多い模試には、以下の様なものがあります。

(それぞれの模試名をクリックすることで、各模試のホームページに移動します)

 

 それぞれの特徴は以下の通りです。

 

五ツ木・駸々堂 中学進学学力テスト会

 ホームページ:五ツ木・駸々堂 中学進学学力テスト会

 

 関西でおそらく最多人数が受ける模試。

 ホームページによると、2018年度は近畿2府4県の私立・国公立中学校の募集人員の約55%が受験したそうです。

 近畿圏最大規模の人数が受験することによる、合格判定の精度の高さが特徴です。

 

 幅広い受験生が受ける模試であるためか、問題の難易度は標準的です。

(後述する学習塾の模試よりも易しい難易度になっています)

 

 過去記事で五ツ木・駸々堂模試特別回に関して記載していますが、特別回をはじめとして通常回も関西の様々な中学校が試験会場となっているため、入試の予行演習になるのもポイントです。

(詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 2023年度小学6年対象の模試日程は以下の通りです。

第1回 3月5日(日) 終了しました

第2回 5月14日(日) 終了しました

第3回 7月2日(日)  

第4回 8月27日(日)    

第5回 9月24日(日)    

特別回 10月22日(日)

第6回 11月19日(日)

 

能開センター 中学受験実力判定模試

 ホームページ:能開センター 中学受験実力判定模試

 

 大阪南部をはじめ関西に数多く展開している能開センターですが、幅広い学校の入試問題を分析し模試の問題を作成されているそうです。

 そのため、問題の内容やレベルに偏りが無い良問が多くなっています。

 

 問題別の正答率や、自分と同じくらいの成績・自分より上の成績の受験生の正答率が分かるため、どの問題を重点的に復習するべきか分かりやすいのが特徴です。

 

 ただ、結果的に後述する他の塾の模試に比べるとやや易しい難易度になっているようです。

(中学受験実力判定模試以外に、最難関S模試や各学校別の模試なども開催されています)

 

 2023年度小学6年対象の模試日程は以下の通りです。

第1回 2月12日(日)    終了しました

第2回 3月12日(日)    終了しました

第3回 4月9日(日)    終了しました

第4回 5月14日(日)  終了しました

第5回 6月11日(日)  終了しました

第6回 7月9日(日) 

第7回 8月6日(日)   

第8回 9月10日(日)    

第9回 10月15日(日)   

第10回 11月12日(日)   

第11回 12月10日(日)

 

浜学園 公開学力テスト

 ホームページ:浜学園 公開学力テスト

 

 私の母校である、灘中合格者数19年連続日本一(2023年現在)を誇る浜学園

 浜学園の塾生である最難関校を受験する層が数多く受けているテストなので、関西で最難関校を受験するのであればまずは浜学園の公開学力テストおすすめです。

 

 関西以外でも全国で教室展開されており、公開学力テスト以外に全国の難関中学対策模試も実施されています。

 

 受験生(母集団)のレベルが高く問題は難しいため、五ツ木・駸々堂模試などと比べて偏差値は低く出ますが、難関校の偏差値自体低くなっています。

 

 2023年度小学6年対象の模試日程は以下の通りです。

第599回    2月12日(日)  終了しました

第600回    3月12日(日) 終了しました

第601回    4月9日(日)  終了しました

第602回    5月14日(日)    終了しました

第603回    6月11日(日)    終了しました

第604回    7月9日(日)   

第605回    8月6日(日)  

第606回    9月10日(日)    

第607回    10月8日(日)    小6は塾生のみ

第608回    11月12日(日)    小6は塾生のみ

第609回    12月10日(日)    小6は塾生のみ

 

馬渕教室 公開模試

 ホームページ:馬渕教室 公開模試

 

 以前は高校受験のイメージが強かった馬渕教室ですが、最近は難関中学合格者数が増加しています。

 灘中合格者数も浜学園に迫る勢いです。

 

 そんな馬渕教室が開催する公開模試は、馬渕教室に通う全生徒が受験しクラス分け(最難関特訓などの参加資格判定)にも利用されています。

 簡単な難易度では成績が評価できないため、必然的に難易度は難しくなっているようです。

 

 浜学園の公開学力テスト同様、偏差値は低く出やすいと考えられます。

 

 2023年度小学6年対象の模試日程は以下の通りです。

第1回    2月26日(日) 終了しました

第2回    5月14日(日) 終了しました

第3回    6月25日(日)

第4回    9月3日(日)

特別実施    10月9日(月・祝)

第5回    11月12日(日)

 

実際にどのように受けるべきか

模試の頻度

 中学受験予定の小学6年生は、ここで挙げた模試以外に塾が主催する各学校別の対策テストや各学校が主催するプレテストを受験する必要があります。

 

 つまり、あまり数多くの模試を受験する余裕はないということです。

 

 実際、1~2か月に1回模試を受けるというペースが良いのではと思います。

(それ以上の回数になると、模試とプレテストなどの復習が十分できない恐れがあります)

 

どの模試を受けるべきか

 基本的に塾に通われている場合、通っている塾の模試を優先すると良いと思います。

 

 最難関校を志望されている受験生は、浜学園や馬渕教室といった最難関校合格者数が多い学習塾の模擬試験を受けることをおすすめします。

 塾によって微妙に傾向が異なると思いますが、基本的には志望校の合格者数が多い塾の模試を受験するのが良いと思います。

 

 最難関校以外を志望される場合、五ツ木・駸々堂模試を受けることをおすすめします。

 関西の受験生が数多く受けられており合否判定の信頼度が高いこと、実際の中学校が試験会場であるため入試の予行演習として適していることが利点です。

 

最後に

 関西の中学受験生のために模試に関してまとめてみました。

 

 模試は苦手範囲の洗い出しや周囲の受験生との理解度の比較には有効ですが、絶対的なものではありません。

 実際、我が家でも第一志望校に偏差値16不足という絶望的な状況から第一志望合格することができました。

(詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 模試で良い成績が取れれば良いのですが(それでも油断禁物ですが)、模試で例え成績が悪くてもあきらめずに努力すれば合格できる場合もあります。

 この記事をご覧の受験生(とその保護者の方)は、最後まであきらめずに頑張ってください。