パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

中学最初の中間試験

 我が家の次男は家庭学習(パパ塾)で中学受験に挑み、2023年第一志望に無事合格しました。

 

 この春から中学生になった次男ですが、先日初めての中間試験を受けてきました。

 

 次男の進学した中学は中高一貫校です。

 中学1年1学期の中間試験は誰にとっても重要だと思いますが、中高一貫校では特に重要です。

 

 今回、なぜ中学1年1学期の中間試験が重要か、次男の様子と今後の予定を含めて解説していきます。

この記事の内容中高一貫校において中学最初の中間試験が重要である理由
中高一貫校入学後の、次男の様子
今後の成績を上げる方針

 

中学1年1学期の中間試験

中学1年1学期の中間試験が重要である理由

 そもそも、なぜ私が中学1年1学期の中間試験を重要視しているか説明します。

 

中学から勉強の内容が大きく変わる

 中学からは、進学校であろうとなかろうと小学校までの勉強の内容と大きく異なります。

 本格的に教科としての英語が始まったり、国語で古典が始まったり……。

 

 中でも大きく変わるのは数学です。

 負の数や高校数学では虚数と数字自体も広がっていきますが、文字を使った計算が始まるのが一番の違いだと思います。

 

 つまり、小学校までの勉強と関係が無い(もしくはほとんど無い)新しい分野になるため、中学1年の今の時期こそ今後の勉強の基礎となる部分をしっかり積み上げるべきなのです。

 

中高一貫校の成績

 中高一貫校での成績は、最初から最後までそれほど大きく変わらない人が多いように思われます。

 

 当然、例外はたくさんいます。

 最初は舐めてたけど努力するようになり成績が上がる人。

 塾に行くようになり成績が上がる人。

 最初は勉強したけど、遊びにはまり勉強しなくなり成績が下がる人……。

 

 しかし、高校の同級生を考えてもほとんどは大体何位くらいというのが決まっていたように思います。

 他の中高一貫校卒業生にも聞いてみたのですが、同じような印象でした。

 

 前述の通り、中学に入り最初から勉強をしっかりすることで基礎を積み上げている人(最初の中間試験で成績優秀者)を、最初に頑張らなかった人(中間試験で成績下位)が追い抜くのは大変だということだと思います。

 

 つまり、特に中高一貫校では初期の成績が6年間を左右する傾向があるということです。

 

中学受験の意義

 余談ですが、中学に入り今までの勉強と関係ない勉強になるのであれば、何のために中学受験を頑張ってきたのでしょうか?

 

 進学校では、小学校で習った範囲は当然分かっている前提で授業が進むので、受験をしていない人ではついて行くことが難しい場合はあると思います。

 ただ、それ以上に学習の内容そのものよりも、学習に対するアプローチ(勉強の仕方)を学んできていることが重視されている気がします。

 そういう意味でも、我が家の次男も自分で学習できるようになってほしいのですが……。

 

入学後の次男の様子

 何度も当ブログでも紹介している通り、次男は第一志望校に入学することができました。

 入学後は、かねてからの次男の希望通り運動系のクラブに入部し、さらにクラスでも良い友人にも恵まれたようで充実した毎日を過ごしているようです。

 

 勉強面では通信教育や塾も考えましたが、次男と話し合った結果それらは行わない方針になりました。

 

 次男は「勉強は自分でできる」と言います。

 反抗期も重なって親に色々言われるのが嫌なようです。

 

 親としても子供には自立してほしいと考えているので、自分で勉強の計画を立てられるようになってほしいと思います。

 このため、基本的には口出しをしませんでした。

 

 ただ、中学受験までは(我が家がパパ塾で挑んでいたということもあり)毎日の勉強も全て親が管理していたので、入学前は自分で勉強できるようになる手助け程度に手伝いました。

(今回のテーマでもある入学後最初の中間試験に向けて数学と英語はパパ塾で準備していました、詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 ただ、パパ塾で出していた課題もある程度はやっていましたが、見るからにやる気はありませんでした。

 受験前のように、復習を含めた毎日の勉強内容の管理まですれば良い成績が取れるだろうと思われましたが……。

 それは本当に子供のためになるか? と考え、放置(様子見)してみることにしました。

 

 とは言っても、中間試験前に勉強の進み具合が気になって聞いてしまったりしたのですが(苦笑)。

 反抗期真っ最中の次男は、私が関わってくるのを嫌がります。

 こちらとしても積極的に口出ししたいわけでは無いのですが、少し口を出しても言い返すだけで聞きもしない状態でした。

 

 こちらとしてもイライラしたくなかったので、今回の中間試験で目標順位(だいたい学年の半分以上)と最低到達目標(大体学年の3分の2以上)を定め、最低到達目標に達しない場合は勉強の内容に関して親のことを聞くよう約束しました。

 

中間試験の出来具合

 先日中間試験が終わりました。

 初めての試験に戸惑う部分はあったのでしょうが、あまりできなかったようです。

 

 私立の進学校では、稀に非常に難しい定期試験になることがあります。

 実際、灘でも平均点が100点満点中20点程度の数学の試験が出たことがありました。

 問題を見た瞬間、あまりの難しさに目を疑ったものでした。

 

 このため、次男のテストの印象だけで決めるわけにはいかないのですが……、おそらくそれほど良い成績は取れないだろうと思っています。

 パパ塾の弊害でもあるのですが自分で勉強の仕方を模索してこなかったので、いきなりできるようにはならないだろうと思うのです。

 

 中間試験の結果が全て返ってきてからになるだろうと思うのですが、(多分最低到達目標に達しないと思われるため)次男が自分で勉強できるようになってもらうためにも、今後勉強の仕方を教えようと考えています。

 

今後の成績を上げるには

 前述の通り、中高一貫校では初期の成績が6年間を左右すると考えています。

 

 ただ、1学期の中間試験だけで6年間が決まるわけではありません

 進学校で勉強の進度が早いと言っても、1学期の間に進む量はたかが知れています。

 

 このため、1学期の期末試験で取り返すことは十分可能です。

(夏休みを挟むため、2学期の中間試験でも頑張れば巻き返しは可能だと思います)

(それ以降でも巻き返しは不可能ではありませんが、成績上位陣も勉強しているためなかなか差は埋まりにくいと思われます)

 

 成績を上げる方法に近道はありません。

 中学受験で成績を上げるには予習・復習が重要だと過去記事で解説したことがあります。

(詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 当然、中学入学後も予習・復習は非常に重要です。

 本来、学校の勉強は予習・復習と相性が良いものです。

 

 授業で進むところが決まっている=予習しやすい

(一部の学校では教科書を使わないらしいので、これが当てはまりません)

 

 進学校では問題集を買っていることが多い=問題演習で学習した内容を復習できる

 教科によって差はありますが、知識や理解を定着するには問題演習が一番です。

 分かったつもりの内容でも、問題を解くことで分かっていない部分が発見できます。

 

 ……次男の勉強を見てみると、学校の宿題以外ほとんどやってない……。

 問題集も1回だけやって、復習していない。

 これではなかなか成績が上がりません。

 

 今後の方針としては……、

  • 今回成績が良くなかった教科を中心に、授業前に予習する
  • 学校の授業の進み具合に応じて問題集を解き、間違えた問題は復習する

 単純ですが、まずはこの2点を徹底しようと思います。

(問題集が学校のものだけで十分か、他にやる余裕があるかを含めて検討は必要です)

 

 超難関校では、中学の最初から塾に通ったり通信教育を併用したりする生徒が多いようです。

 このため、上で書いた方針はどこの学校・誰にでも通用するという訳ではありませんが、比較的普遍的な内容だと思います。

 このブログをご覧の方も、参考にしていただければ幸いです。

 

 これで成績が上がらないようであれば、夏休み以降通信教育などの導入を検討する必要がありますね。