(2023/5/10 リライトしました)
(2022/11/11 一部修正しました)
五ツ木・駸々堂模試の特別回予約は例年10月初旬から中旬に予約受付、10月下旬に試験が開催されます。
五ツ木・駸々堂模試の特別回とは何なのか?
どれくらいの難易度なのか?
どのような人が受験するべきなのか?
今回は五ツ木・駸々堂模試特別回についてまとめようと思います。
五ツ木・駸々堂模試特別回
五ツ木・駸々堂模試とは
関西以外に住んでいる方は馴染みがあまり無いと思いますが、五ツ木・駸々堂模試とは関西で一番大きい規模の小学校5・6年生を対象とした模試です。
(中学生対象の模試も開催されています)
(参考)https://www.itsuki-s.co.jp/shinshindou/
一番規模が大きいということは、一番受験生が多いため志望校判定などにおいて信頼性も高いと言えます。
また、模試の会場には関西の複数の私立中学校が使用されるため、実際の入試の雰囲気にも慣れることができます。
(特に後述するように特別回は関西のほとんどの中学校が試験会場となっているため、志望校での受験ができることが特徴です)
五ツ木・駸々堂模試の難易度
大手進学塾で開催されている模試と比べると、標準的な難易度からやや易しい難易度の問題が出題されます。
このため、超難関校に分類されるようなトップレベル層はあまり受験しません。
(難関校~超難関校志望者ならびに算国二教科受験予定の6年生向けに、年2回算数・国語のみ「小6Sコーステスト」という難易度の高いテストも開催されています)
標準的~やや易しい難易度と言っても、あくまで入試レベルの話。
学校で習うレベルの勉強だけをしていても、なかなか太刀打ちできません。
実際、我が家も五ツ木・駸々堂模試を受験しましたが、それほど受験勉強が進んでいない状況では解けない問題が多かったです。
五ツ木・駸々堂模試では大まかな出題範囲が示されています。
その出題範囲に沿って、標準的な入試問題まで解けるように対策する必要があると思います。
五ツ木・駸々堂模試を受けるべき人
前述の通り、入試レベルとしては標準的な問題が多く出題されます。
このため、超難関校以外の中学受験を検討している関西の受験生には、特におすすめの模試だと言えます。
受験するかどうか悩んでいるような人や、受験勉強を始めたのが遅かった人などが自分のレベルを知るために受験するのも良いと思います。
超難関校受験生はあまり受験しないと書きましたが、超難関校志望者であっても受験を検討しても良い場合はあります。
上述の通り、「小6Sコーステスト」という難易度の高いテストも受験する場合と、志望校が模試の結果を入試の判断基準として用いる場合です。
以前に学校説明会を聞きに行った超難関校は、特別入試(一芸入試のようなもの)で学力を判断する一つの基準として五ツ木・駸々堂模試の成績を挙げられていました。
超難関校では、学力以外で合否を判断するケースは非常に少ないもののゼロではありません。
志望校(もしくは受験を検討する学校)の説明会を聞いたり、募集要項をよく確認する必要があります。
(関西の中学合同説明会に関しては、以下の記事をご覧ください)
五ツ木・駸々堂模試特別回とは何が特別?
五ツ木・駸々堂模試は通常回として第1回から6回の6回開催されますが、今回紹介しているのは特別回です。
特別回というのは普段模試が開催されている会場と異なり、(関西の)様々な私立中学で受験することができます。
つまり志望校で本番さながらの受験することができるため、プレテストなどが開催されない中学でも予行演習ができるという素晴らしいテストなんです。
本番の会場で受験できるということは、
- 入試の際にどのような交通手段で行くのか
- 教室の雰囲気はどうか、
- トイレはどこにあるのか……
そのような細々したこと、でも決して馬鹿にできないことが体験できるというのはそれだけでも価値があると思います。
2023年特別回申し込みについて
2023年の試験開催日は10月22日、申し込みは10月4日から18日までです。
(オンライン申し込みはテスト7日前の日曜日午後11時までなのでご注意ください)
受験料は予約申込が4840円(税込)、当日申し込みが5800円(税込)です。
(試験会場に空きがある場合のみ当日申し込みの受付をしているようです、なるべく事前申し込みするようにしてください)
最後に
五ツ木・駸々堂模試の特別回は例年10月下旬に開催されます。
関西の中学入試まで残り3か月を切った時期です。
受験する皆さんは少なからず不安を抱えているだろうと思います。
この時期にプレテストや模試を受けることで、試験の雰囲気に慣れる意義は大きいです。
我が家の次男も、志望校で複数回試験を受けた経験があったため、入試当日はそれほど緊張しなかったと話していました。
また、この時期のテストは自分の得意範囲や苦手範囲を再度確認するという意味で非常に重要です。
苦手範囲に関しては、しっかり見直して対策を練る必要があります。
ただし、志望校の問題傾向と似ているとは限らないので、合格判定は参考程度で良いと思います。
実際、我が家の次男も五ツ木・駸々堂模試の特別回は第一志望校F判定、偏差値で10以上足りない状況でした。
(五ツ木・駸々堂模試特別回の結果に関しては、過去記事をご覧ください)
ただ、そこから模試の復習や志望校の対策を行うことで、なんとか第一志望に合格することができました。
我が家の場合幸運もあったと思いますが、最後まであきらめずに頑張ったことで合格できたと思います。
この記事をご覧の方も、中学入試に向けてまずは模試を頑張ってください。
そして、模試で望む結果が出なくても最後まであきらめないでください!