パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

中学入試 過去問の解き方

(2023/5/12 リライトしました)

 自宅学習(パパ塾)で中学受験を目指しています。

 いよいよ関西の中学入試まで二か月を切って、志望校の入試対策が勉強のメインになってきました。

 進学塾に通っていれば志望校別の対策授業なんてものもあるのかもしれませんが、自宅学習である以上自分で工夫しながら対策するしかありません。

 

 今回は中学受験対策、特に過去問の解き方に関して我が家で行っている解き方を紹介しようと思います。

この記事で分かること我が家で行っている過去問の解き方についての解説
何年分の過去問を解くべきか?
過去問を始める時期とは?

 

 

中学入試過去問の解き方

分野別に分類とファイリング

 中学入試まで残り3か月を切ったころから、志望校の過去問に取り組み始めました。

(関西の中学受験は1月中旬のため、10月中旬頃から過去問を始めました)

 

 算数と理科に関して、我が家では赤本(過去問)を一回ずつ解くのではなく分野別にまとめてコピーをファイリングしています。

 算数なら計算問題、場合の数、平面図形……など分野を細分化してまとめ直す感じです。

 

 某過去問データベースに載っている学校であればもっとファイリングもやりやすいと思うんですけど、関西の学校はあまり載っていないんですよね……。

(超難関校はしっかり掲載されています)

 

 これは以前に紹介した問題の解き方(勉強の細分化)を使っています。

 特定の分野を集中的に解くことで、勉強効率を上げるという考え方です。

(詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 学校にもよるのですが、次男の第一志望校であるCは以前に出た問題と似たような問題が出ることが時々ありました。

 

 過去問を分野別に分類し、その分野を集中的に解くことで以下のメリットがあります。

  • 万が一入試で過去問と似た問題が出ればラッキー
  • 少なくとも分野ごとに勉強することでその分野の復習が可能
  • 苦手な分野であれば過去問を解くことで集中特訓ができる

(実際の入試では過去問と似た問題はそれほど出ませんでしたが、過去問で対策したことはかなり役立ちました)

 

 下の写真は実際のファイルの写真です。

 あえて解像度を落としているのでイメージの参考程度にしてもらえたらと思います。

 

一年分ごとの演習

 算数と理科に関しては上で書いたように分野別の演習がメインなのですが、それだけでは時間配分の感覚が養えません。

 そこで、特定の年の入試問題だけ時間を計って実際の入試問題を解く気持ちで解くようにしています。

 

 また、国語は分野別に問題演習をする意義は薄いかなと思うので、1年分(1回分)を週に1-2回解いてもらっています。

 

 社会は学校によって考え方が違うと思うのですが、第一志望Cの社会は過去問があまり役に立たない(時間配分の練習にはなるが、問題傾向があまり無い)らしいので、1年分(1回分)ごとに解いているようです。

 

 この解き方のメリットは何といっても入試本番を見据えて時間配分などの練習になることです。

 また、模試や実力テストを解くような感覚で、今の時点で理解が不十分な部分の洗い出しにもなると考えています。

 

 また、赤本には予想点数配分が書いています。

 それを使って実際に採点することで、合格点に達していたという自信になったり、合格点に達していない回でもあとどれくらい解ければ合格点に達するかという確認ができてモチベーションになっているようです。

 

 当然一回ごとの演習をした過去問も分野別ファイルにファイリングしているため、二回目以降は復習を兼ねてそちらを解くようにしています。

 

何年分の過去問を解くか

 何年分の過去問を解くかに関しては色々な考え方があると思うのですが、我が家では第一志望は10年分、その他は5年分にしています。

 傾向がコロコロ変わるような学校であれば、第一志望でも5年もやらなくても良いかもしれません。

 

 ここで、某塾の過去問データベースサイトに載っている学校であれば10年でも問題ないのかもしれませんが、載っていない学校であれば10年分集めるのが大変です。

 赤本であれば過去5年分しか載っていないので……。

 

 我が家では最新の赤本を書店で購入し、5年前のものをフリマサイトで探して買いました。

 

 ただ、赤本であればバックナンバーも1年ごとに購入できるため探して買うのも良いと思います。

 赤本には解答用紙が付属していますが、中古のものだと無いことが多いので……。

 

 灘などの特定の学校であれば、過去20年分の過去問をまとめたものが出版されているのでそれを買うのがおすすめです。

 灘の入試問題は難問とされますが良問も多いため、超難関校志望者など興味があれば見てみても面白いと思います。

 

 

 

最後に

 入試本番まで2か月を切った状況になってくると、なかなか過去問以外のことに手が回らなくなってきます。

 そんな中で効率よく過去問を解いていくようにと思って今回の記事を書きました。

 この記事をご覧の方に何か参考になることがあれば幸いです。

 

 この記事の公開日は第6回、最終の五ツ木・駸々堂模試開催日です。また、関西の中学入試本番まで残り55日、いよいよ2か月を切ってきました。

 入試本番に向けていよいよラストスパートの一歩手前のような状況です。ここから心残りのない勉強をしていきたいですね。

 この記事をご覧の皆様も良い結果が得られますよう願っています。 

 

過去問を始める時期について

(2023/5/12 追記)

 以下は入試後の感想です。

 今回の記事に書いたような過去問対策することで、それまであやふやだった分野の理解も進み、志望校以外の問題も解けるようになっていきました。

 

 志望校に合格できたのは、間違いなく志望校の過去問を何度も解いたおかげです。

 

 ただし、あまり早い時期から対策し過ぎると

  • そもそも各分野の理解が進んでいない
  • 何度も過去問を解くと理解よりも覚えてしまうことがある

 という弊害が考えられます。

(国語は早めから過去問を始めても良い気がします)

 

 一通りの勉強が終わっているか、志望校の過去問をどの程度の年度分解くかによって過去問を始めるべき時期は変わると思います。

 一般的には入試の3-4か月前が過去問を始める目安になると思いますが、勉強の進み具合などで判断して頂ければと思います。

 

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 受験間近の時期になって新しい家庭教師や塾を探すのは一般的に難しいと思います。

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