パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

関西公立中高一貫校一覧

 我が家では2023年私立中学受験を目指して「パパ塾」をしており、それに関連することをブログとして書き残しているのですが、前回は公立中高一貫校対策に関する記事を書きました。

 

kishi-john.hatenablog.com

 

 実際我が家でも第二志望以下ではあるのですが、受検(中高一貫校は適性検査という試験だからか、受験じゃなくて受検という記載が多いですね)を検討しています。

 そこで前回に引き続き公立中高一貫校に関して、特に東京や関東と比べて取り上げられることが少ない関西の公立中高一貫校をまとめようと思います。

 過去問も併せて紹介するので、まだ持ってない方はぜひ取り寄せて対策してください。

 

関西公立中高一貫校一覧

 公立中高一貫校は、関西で21校あります(2022年10月現在、2023年開校予定の学校も含む)。

 以下にそれぞれ簡単にまとめていきます。

 

滋賀

 2023年受検は、2022年12月13日~15日出願受付、2023年1月14日受検(作文、適性検査、面接)、1月21日合格発表となっています。

滋賀県立河瀬中学校

 滋賀県立河瀬中学は彦根市に位置し、アカデミックプログラムやディベートなど特色ある取り組みをされています。HPに学校紹介動画が掲載されています。合格定員80名に対し、昨年(2022年)度の志願者数は128名でした。

 併設型中高一貫教育校 滋賀県立河瀬中学校・高等学校

滋賀県立守山中学校

 滋賀県立守山中学校は守山市に位置し、高校はSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定されています。東大・京大を始めとした国公立大への進学者も多い学校です。合格定員80名に対し、昨年(2022年)度の志願者数は310名でした。

 滋賀県立守山中学校・高等学校

滋賀県立水口東中学

 滋賀県立水口東中学は甲賀市に位置し、「夢未来探求」など、特色ある取り組みも複数されています。合格定員80名に対し、昨年(2022年)度の志願者数は133名でした。

 滋賀県立水口東中・高等学校ホームページ

 

 リンク

 

京都府

 2023年受検は、2022年12月21日~23日出願受付、2023年1月14日受検(適性検査I ・II・III、面接)、1月18日合格発表となっています。

京都府立洛北高等学校附属中学校

 京都府立洛北高等学校附属中学校は京都市左京区に位置し、高校はSSHスーパーサイエンスハイスクール)に指定されています。東大京大を始めとした国公立大学への進学が非常に多く、京都でも(私立を含め)有数の難関校です。合格定員80名に対し、2021年度の志願者数は233名でした。

 京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校

 

京都府立園部高等学校附属中学校

 京都府立園部高等学校附属中学校は南丹市に位置し、中高一貫コースは1クラス40名のみの募集ですが、令和4年度卒業生の進学実績では京都大学京都府医大を含め国公立大に10名合格されています。合格定員40名に対し、2021年度の志願者数は48名でした。

 トップページ - 京都府立園部高等学校附属中学校

 

京都府立福知山高等学校附属中学校

 京都府立福知山高等学校附属中学校は福知山市に位置し、令和3年度合格実績では国公立大学に現役で91名合格されています。合格定員40名に対し、2021年度の志願者数は72名でした。

 附属中学校 TOP - 京都府立福知山高等学校

 

京都府南陽高等学校附属中学校

 京都府南陽高等学校附属中学校は京都府木津川市に位置し、「ダ・ヴィンチ」と呼ばれる総合的な学習や、希望者は高校1年生の間に3か月間オーストラリアに短期留学できるようなグローバル教育など特色ある教育をされています。合格定員40名に対し、2021年度の志願者数は128名でした。

 京都府立南陽高等学校・附属中学校

 

京都市立西京高等学校附属中学校

 京都市立西京高等学校附属中学校は京都市中京区に位置し、洛北高等学校附属中学校に並んで京都で名門とされる公立中高一貫校です。エンタープライズ科目という、総合的な学習や選択科目を通じて社会人力を身につけることを目指すなど非常に魅力的な取り組みをされています。京都大学国公立大学医学部を始めとした難関大学にも多数合格されていることも特徴で、合格定員120名に対し、2022年度の志願者数は417名でした。

 京都市立西京高等学校附属中学校

 

大阪府

 2023年受検は、2023年1月5日~6日出願受付、2023年1月21日受検(適性検査、面接)、1月29日合格発表となっています。

大阪府立富田林中学校

 大阪府立富田林中学校は富田林市に位置し、高校はSSHスーパーサイエンスハイスクール)に指定されています。グローカル(地域に根差し、世界的な視野を持つ)人材の育成を目指し、地域企業と連携や国際交流をされているそうです。合格定員120名に対し、2022年度の志願者数は330名でした。

 大阪府立富田林中学校・高等学校 |

 

大阪府立水都国際中学校

 大阪府立水都国際中学校は大阪市住之江区に位置する、全国初の公設民営による公立中高一貫校です。国際バカロレアディプロマ資格(国際的に通用する大学入学資格)取得を目指すコースがあるなど、特徴はなんといっても国際教育です。合格定員80名に対し、2022年度の志願者数は364名でした。

 大阪府立 水都国際中学校 & 水都国際高等学校

 

大阪府咲くやこの花中学校

 大阪府咲くやこの花中学校大阪市此花区に位置し、令和4年4月に大阪市立から大阪府立に変わったことで大阪府内全域から通学可能になりました。ものづくり(理工)、スポーツ、言語、芸術(美術・デザイン)の4分野の才能を6年間の一貫教育で伸ばすことを目標とされています。合格定員80名(各分野20名ずつ)に対し、2022年度の志願者数は390名でした。

 大阪府立咲くやこの花中学校

 

 

兵庫県

 2023年受検は、兵庫県立芦屋国際中等教育学校が2023年1月11日~14日出願受付、2023年1月29日受検(作文、面接)、2月3日合格発表、兵庫県立大学附属中学校が2023年1月12日~17日出願受付、2023年2月5日受検(適性検査I・II、面接)、2月10日合格発表となっています。

兵庫県立芦屋国際中等教育学校

 兵庫県立芦屋国際中等教育学校は芦屋市に位置し、国際社会に貢献できる力を育成することを目標とされています。日本語の理解が不十分な外国人の生徒や帰国子女の生徒が多く、合格定員80名中60名がそれらの生徒であるため試験は作文と面接のみです。合格定員80名に対し、2021年度の志願者数は327名でした。

 兵庫県立芦屋国際中等教育学校 Hyogo Prefectural Ashiya International Secondary School -TOP PAGE-

 

兵庫県立大学附属中学校

 兵庫県立大学附属中学校赤穂郡に位置すし、兵庫県立大学との中高大連携教育、理数教育、タイ、オーストラリア、韓国、アメリカの4か国との交流など国際教育に力を入れるなど特色ある教育をされています。兵庫県全域から進学できるよう寮が完備され、寮では兵庫県立大の学生を講師に招いて寺子屋形式で学習するなどの取り組みもされています。合格定員70名に対し、2022年度の志願者数は200名でした。

 ホーム - 兵庫県立大学附属高等学校|兵庫県立大学附属中学校

 

 

奈良県

 2023年受検日程ですが、出願は郵送が2023年1月16日~20日奈良市立一条高等学校附属中学校は1月16日~19日)、持参が1月23日~24日(奈良市立一条高等学校附属中学校は1月20日~24日)、2023年1月28日受検(適性検査I・II、面接(奈良県立青翔中学校はグループディスカッションの予定))、2月2日合格発表となっています。

奈良県立青翔中学校

 奈良県立青翔中学校は御所市に位置し、高校がSSHスーパーサイエンスハイスクール)に指定されています。将来、自然科学の分野で日本の未来をリードし、グローバルな社会で活躍できる人材の育成を目指されています。合格定員80名に対し、2022年度の志願者数は148名でした。

 ホーム - 奈良県立青翔中学校

 

奈良県立国際中学校(2023年4月開校予定)

 奈良県立国際中学校は2023年に奈良県立国際高等学校の併設校として奈良市に開校されます。国際バカロレアプログラムを用いた学習をされる予定のようです。

 2023年の募集人数は80名の予定です。以下に奈良県公式ホームページならびに奈良県立国際高等学校のリンクを貼っておきます。

 県立国際中学校学校説明会について/奈良県公式ホームページ

 ホーム - 奈良県立国際高等学校

 

奈良市立一条高等学校附属中学校

 奈良市立一条高等学校附属中学校は、2022年に奈良市立一条高等学校の併設校として開校されました。言語能力の育成、総合的な学習の充実による探求的な学習の基礎を培うこと、モノづくり教育などに力を入れています。合格定員80名に対し、2022年度の志願者数は435名でした。

 附属中学校 | 奈良市立一条高校

 

 

和歌山県

 2023年受検は、2023年1月4日~10日出願受付、2023年1月21日適性検査I ・II、作文、1月22日面接、2月1日合格発表となっています。

 

 

和歌山県立向陽中学校

 和歌山県立向陽中学校は和歌山市に位置し、高校がSSHスーパーサイエンスハイスクール)に指定されています。主体性および国際性に優れた科学技術人材の育成を目指し、6割の生徒が国公立大学に現役合格するなど非常に優れた大学進学実績も誇ります。また部活動が盛んなことも特徴です。合格定員80名に対し、2022年度の志願者数は288名でした。

 和歌山県立向陽中学校

 

和歌山県立古佐田丘中学校

 和歌山県立古佐田丘中学校は橋本市に位置し、和歌山県立橋本高等学校の併設校として設立されました。「自治と自由」の校訓のもと「自ら学び、自ら治め、自ら鍛える」ことを目標にされています。合格定員40名に対し、2022年度の志願者数は78名でした。

 和歌山県立古佐田丘中学校

 

和歌山県立田辺中学校

 和歌山県立田辺中学校は田辺市に位置し、「郷土から未来に発信できる人間の育成」を目指されています。田辺中学の生徒は、豊かな自然環境の中で 自然科学の探究を行うことを主な目標として、無試験で県立田辺高等学校の自然科学科に進学します。合格定員80名に対し、2022年度の志願者数は110名でした。

 和歌山県立田辺中学校

 

和歌山県立桐蔭中学校

 和歌山県立桐蔭中学校和歌山市に位置し、優れた大学進学実績を誇る学校です。キャリア教育を重視し、豊かな社会生活や職業生活を営むに必要となる「人間関係形成・社会形成能力」、「自己理解・自己管理能力」、「課題対応能力」、「キャリアプラニング能力」、「学ぶ力」の習得を目指すとともに、部活動や学校行事等も重視されています。合格定員80名に対し、2022年度の志願者数は247名でした。

 桐蔭中学校ホームページ - トップページ

 

和歌山県立日高高等学校附属中学校

 和歌山県立日高高等学校附属中学校は御坊市に位置し、高校はスーパーグローバルハイスクールネットワーク参加校に認定され、グローバルな人材育成を目標とされています。合格定員40名に対し、2022年度の志願者数は41名でした。

 県立日高高等学校附属中学校 | 志学・創造・敬愛

 

 

最後に

 東京や関東と比べると、関西の公立中高一貫校は比較的志願者数が少ない割に、私立中学に決して引けを取らない魅力的な学校が多いように思われます。

 関西でも各府県で今後さらに公立中高一貫校が増えてくると予想され、中学受験を考えている家庭ではさらに選択肢が広がるため公立中高一貫校受検も含めた検討が必要になってくるかな、と考えます。

 

 我が家でも公立中高一貫校は受検を考えていますが、正直今の時点であまり対策できていません(苦笑)。私立中学受験後に対策することになりそうですね……。

 

 「パパ塾」では一般の塾と異なり、家の中での勉強が主になる(イベントが少ない)ため最近は書くネタが少なくまとめ記事のような内容を多く書いていたのですが、秋になり過去問演習に入ったり、各学校の学校説明会やプレテスト、模試などがあったりとイベントが増えてきたため、次回は近況報告もさせて頂こうと思います。

 2023年の関西地方の入試まで残り65日、いよいよ追い込みの時期です。このブログをご覧の受験生(もしくはその保護者)の皆様が良い結果を迎えられるよう願っています。