東大寺学園の文化祭「菁々祭(せいせいさい)」に先日参加する機会がありました。
最近は色々な学校の情報をまとめた記事ばかりで、自分自身が何かをしたというブログを全然書けていなかったので久しぶりの雑記ブログらしい記事です(笑)。
東大寺学園は奈良県にある関西、いえ日本でも有数の進学校です。
大学の同級生など、私の周りには東大寺学園出身の友人も多かったため(勝手に)親近感を抱いていました。
私自身、過去に受験を考えたこともありましたし……。
ただ、今まで東大寺学園に興味はあったもののどんな学校かあまり知らなかったので、今回文化祭に参加することができたのはラッキーでした。
雨の影響もあり短時間しか滞在できなかったのですが、東大寺学園に興味がある方、来年以降に学園祭に参加したい方の参考になれば嬉しいです。
2023年東大寺学園文化祭「菁々祭」
東大寺学園の文化祭(菁々祭)は、2023年は9月9日(土)、10日(日)の2日間にわたって開催されました。
なお、東大寺学園を含めた奈良県の私立中学の文化祭や学校説明会の情報を別記事でまとめているので、興味がある方はそちらもご覧ください。
事前申し込み
参加には東大寺学園のHP(東大寺学園中・高等学校 =HOME= (tdj.ac.jp))より事前申し込みが必要です。
(申し込みにはミライコンパスを利用します。利用する学校は多いので、私立中学受験を考えるのであれば登録した方が良いです)
ちなみに2023年の一般参加は人数制限が無いものの(2022年は人数制限がありました)、事前申し込みの期間が短いので注意が必要です。
(※2023年の申込期間は8月21日(月)~8月31日(木)でした)
アクセス
東大寺学園住所:奈良市山陵町1375
電車でお越しの方へ
近鉄高の原駅下車、正面にあるバスロータリーの歩道橋を上がります。高の原中央病院を越えて第二ショッピングモールのコイン駐車場のスロープを降りて右へ、一つ目の信号を左へ渡り150m先の小さな公園を右に曲がります。車の行き交う通りに出たら左へ曲がると、書店と診療所のあるならやま大通り交差点にでますので、信号を渡り南へ200m進むと左手に東大寺学園の看板と石版が見えます。(学校HPより引用)
自動車で行くことはできません。
文化祭のHPを見ると、「近鉄高の原駅/平城駅から徒歩約20分」と表記されています。
文化祭が開催された9月上旬はまだまだ非常に暑い……。
徒歩で行くことは諦めて近鉄高の原駅からバスに乗車しました。
(東大寺学園のほとんどの生徒は、駅から徒歩で通っているそうです)
バス乗り場は、近鉄高の原駅出口の西側すぐのバスターミナル5番乗り場です。
文化祭当日は15分ごとにバスが出る特別ダイヤでしたが、私が行った時間は立ち乗りでも乗れない人が出るくらい混んでいました。
バスで向かう場合は、時間に余裕を持ったスケジュールの方が良さそうです。
運賃は大人220円、小学生110円でした。
文化祭の様子
東大寺学園の文化祭では、各クラブや同好会が主体となり色々な展示をしていました。
(クラブなどの展示以外にも、各教室では美術の授業で作成されたと思われる美術作品が展示されており、かなりレベルが高い作品もあってそちらも面白かったです)
様々なクラブ・同好会
東大寺学園ではわりと簡単に同好会を作ることができるとのことで、様々な同好会やクラブがありました。
一例を挙げると……
- 書道部
- 写真部
- 美術部
- 新聞部
- 園芸部
- クイズ研究部
- 登山同好会
この辺は他の学校でも珍しく無さそうですね。
クイズ研究部は、文化祭直前に放送されたテレビ番組「高校生クイズ2023」で東大寺学園が優勝したこともあってか非常に盛況でした。
- 情報研究部
- 科学部
- 歴史部
- 地理研究部
- 英語部
- 数学研究部
この辺になってくると進学校ならではというクラブもあります。
私の母校(灘校)にも数学研究部があったのですが、知り合いにそれを言うと少し引かれました(笑)。
- オセロ同好会
- チェス研究会
- 囲碁将棋部
- 麻雀研究会
- 観賞魚同好会
- マジック同好会
- 折り紙研究部
- 鉄道研究部
- 電子工作部
- MGA(テーブルゲーム)同好会
- 暗号同好会
- デザイン研究会
- 紅茶研究会
この辺になってくると少し珍しい同好会やクラブが出てきます。
- ドラえもん研究会
- ポケモン同好会
- ラーメン研究会
こういった一見ふざけているような研究会が存在しているのは、東大寺学園ならではだなぁと思います。
しかもどの研究会も真剣に取り組んでいるからかクオリティが高い。
どの展示も、好きなことに情熱を捧げる東大寺学園の良さが存分に出ていた気がします。
実際に回ってみて
実際に展示を回ってみたのですが、私が東大寺学園に到着後しばらくすると雨が降ってきたため野外の展示はほとんど見ることができませんでした。
野外ではダーツや射的などの模擬店、様々なイベントが開催されていたようです。残念……。
唯一タイミングよく見ることができたのは、ロケット研究部のロケット打ち上げイベントでした。
携帯の写真をズームして切り抜いているので画質が悪いですが、ロケット打ち上げの瞬間を写真に収めることができました。
ロケットはあっという間に目で追えないくらいの高さまで打ち上げられていき、予想以上の完成度に驚きました。
このイベントはぎりぎり雨に降られませんでしたが、すぐに雨が降ってきたため校舎内に移動。
校舎内は土足厳禁です。
スリッパは貸し出しがあるものの、大人サイズしかないためうちの子供はしょっちゅう脱げていました。
少なくとも子供は上履き持参が良さそうですね。
校舎内には様々な展示がありましたが、入ってすぐの所に先ほどロケット打ち上げイベントを行ってたロケット研究部の展示がありました。
ロケット研究部が作成した様々なロケットが展示されていたり、ロケットの構造が書かれていたりしました。
ロケットを打ち上げることで、ロケットから大阪平野を観察することが目標だそうです。
好きな目標に向かって皆で没頭する感じがして、学生時代にこんなことをするのも楽しそうだな、こんなことが出来る学生は幸せだなと感じました。
次に向かったのは電子工作部です。
電子工作部はLEDライトを使った作品など電子回路の作成をしている部署と、ロボットコンテスト(ロボコン)用のロボットを制作している部署に分かれていました。
この写真は「LEDタワー」と言うそうです。
作品の完成度の高さと、紹介している紙の手書きの感じが非常に良かったです。
こちらはロボコン班の様子です。
できるだけ写真に生徒さんが入らないように写真を撮っていたら、何かよく分からない感じになってしまいました……。
私は昔NHKで放送されていたロボットコンテストが好きだったのですが、調べてみると今でも放送はされているものの大学生もしくは高専生しか参加できないようです。
ただ、高校生を対象としたロボットコンテストもあるようで、こういったことに情熱を捧げるのも楽しそうだなと感じました。
他にも色々と面白い展示があったのですが、最後に向かったのは鉄道研究部です。
Nゲージやプラレールの展示があり、Nゲージは実際に動かすことができるようでした。
子供が好きそうだなと思って見に行ったのですが、うちの子供はそこまで興味を示さなかったのですぐに帰ってしまいました。
(上の子は好きなのですが、下の子はどうやら今まで上の子に付き合っていただけの様です。今更ながら新たな発見でした)
鉄道研究部も遊びの延長を突き詰めている感じがして、皆さんがとても楽しんでいるのがとても感じられました。
最後に
今回、奈良県にある東大寺学園の文化祭「菁々祭」に参加することが出来ました。
東大寺学園の生徒が好きなことに没頭している雰囲気は随所に感じられました。
好きなことを仲間と一緒にのめり込む青春は、私の年代から見たら非常に眩しく感じられる程でした。
文化祭なので運動部の雰囲気などはあまり分かりませんでしたが、運動部に所属していた知人に話を聞くと、方向性は違っても運動部も好きなことに没頭しているような印象でした。
(あくまで私の知人からの印象ですが……)
こんな学校に進学して、好きなことに没頭する青春は非常に魅力的だなと感じる文化祭でした。
子供一人一人に向いている学校があると思うので万人に向いているわけではないかもしれませんが、性格的にのびのびと好きなことがしたいような人は東大寺学園を目指してみてはいかがでしょう。
当然ですが、最難関校なのでかなりの努力が必要です。
東大寺学園を目指したいと思った人はより一層の努力をして、良い結果が得られることを願っています。
最後に過去問だけ載せておきます。
最難関校である東大寺学園はどんな入試問題を出しているのか、過去問でチェックしてみてはいかがでしょう。