(2022/11/21追記)
前回までに「時事問題」「国語」「算数」に関してまとめ記事を作成してきました。
今回は理科の参考書、問題集を中心にまとめてみようと思います。
この記事では「パパ塾」を教えている中で、やって良かったな、という参考書・問題集を中心に理科に関連する項目を取り上げています。(参考書の一部に検討したものの、パパ塾では実際には使用しなかったものも含みます。)
理科を苦手とする人、または理科が好きでもっと得点源にしたい人、中学受験を考えているわけではないけど理科の勉強をしようかなという人でも何か参考になれば幸いです。
理科中学受験対策 まとめ
理科中学受験対策 おすすめ参考書
?に答える! 小学理科(学研プラス)
他の教科の参考書と合わせて我が家では「?に答える!」を使用していますが、必要な知識が一通り掲載されていて、新しい単元の勉強や、分からないことが出てきたときに辞書のように検索するなどの使い方をしています。
オールカラーで非常に詳しい内容が記載されてるため受験に必要な知識としては十分ですが、詳しすぎて少し小学生には読みにくい部分もあるかもしれません。
自由自在 理科(受験研究社)
新しい教養のための理科 小学理科か・ん・ぺ・き教科書(誠文堂新光社)
理科嫌いの子を少しでも理科好きにする、理科が好きな子をもっともっと理科好きにする、をコンセプトに出版された教科書です。
かなり深い内容に踏み込まれていますが、理科が好きな子供には非常に興味をそそるような内容になっています。理科が嫌いな子でも興味を持てる部分があるのではないかなと感じます。
基礎編と応用編2冊の合計3冊で1セットと考えた方が良さそうです。
中学入試まんが攻略BON! シリーズ(学研教育出版)
他の教科でも色々出版されている「中学入試まんが攻略BON!」シリーズですが、理科では3冊出版されています。
内容がまんがで読みやすいため、勉強を始める時にまず読んでみる、苦手な範囲だけ読んでみる、という様な使い方がおすすめです。
受験理科の裏ワザテクニック(シグマベスト)
中学受験理科で重要な単元が分かりやすくまとめられている解法テクニック本です。
「受験理科の裏ワザテクニック」では豆電球と乾電池、力学の範囲、「続受験理科の裏ワザテクニック」では天体と生物の分野、「続々受験理科の裏ワザテクニック」では磁力・運動・光・音・熱・気象・地質に関して掲載されています。
小学生でも読みやすい内容になっているため、苦手範囲の復習や新しく問題演習を始める前に使用するのもおすすめです。
(追記)中学入試 くらべてわかるできる子図鑑 理科(旺文社)
図鑑という名前の通り理科の様々な内容に関して豊富な写真やイラストを掲載されています。
この本の素晴らしいところは、入試で出やすい頻出分野を一通り押さえているところです。
難関校の入試には足りない部分が出てくると思われますが、勉強を開始した初期、中学受験をするわけではないという人、苦手範囲の確認などに非常におすすめです。
我が家でも入試が近くなってから苦手分野の見直し用に買ったのですが、もっと早く買っておけばよかったと後悔したくらい非常にまとまっています。
理科中学受験対策 おすすめ問題集
中学入試基礎ドリ 理科(シグマベスト)
中学入試に必要となる基礎知識を定着させることを目標としている問題集です。全3冊あり、適度に薄いため子供も飽きにくいと思います。
必要な知識を4回解かせるようになっていて、1回目はなぞるだけから始まり、4回目には入試で出た問題まで出題されています。さらにやり直し用にコピーを取るための縮刷りまでついている親切設計。
塾などと併用であれば苦手分野の補強に使用するのが良いと思います。
他の問題集を解く前の基礎の定着として初回の学習としても使えるかなと思いますが、受験を考えるのであれば内容が不足するので他の問題集も併用するのが良いと思います。
基本的な内容から取り上げられているため、受験を考えていなくてもおすすめです。
中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科(実務教育出版)
算数でも紹介した「すらすら解ける魔法ワザシリーズ」ですが、理科の問題集は分野別ではなく内容別に「計算問題」「表とグラフ問題」「知識・思考問題」、さらに「合否を分ける40題と要点整理」に分類されています。
いずれも解説が分かりやすく、一通りの学習が終わった方や、標準的な問題からさらに上のレベルを目指そうという人におすすめです。
中学入試塾技100 理科(シグマベスト)
受験に必要な知識を解説されている参考書としても秀逸なため問題集に入れるか参考書に入れるか悩んだのですが、他の問題集も知識的な内容を記載したものが多いため問題集としました。
中学入試理科は、どの分野も非常に踏み込んだ内容に触れられています。正直、学校の勉強だけでは絶対に太刀打ちできないレベル……。
本書はそんな学校レベルを超える理科の内容を全分野バランスよく解説しています。
見開き2ページで1単元で、左ページに解説、右ページに練習問題と実践問題(入試問題の良問)を掲載されているため効率よく内容の理解・習得ができると思います。
ただし、入試問題で出るような内容を特に取り上げているため、最初からこれだけを使って理科の勉強をするのには不向きです。また問題演習量も多くないため、他の問題集と合わせて取り組むことをおすすめします。
ただし、塾や他の参考書・問題集と併用して、理科の特定分野の補強や、一通り勉強が終わった後の全範囲の総復習などに使用するのに非常におすすめです。
中学入試 でる順過去問理科(旺文社)
どの教科でも紹介している「でる順過去問」シリーズですが、理科でもおすすめです。
近年の入試問題で頻出分野をでる順に紹介されており、標準的な難易度からやや難しいものまで良問が揃います。
特定の単元を勉強し終わった後にテストとして、苦手分野の復習として、塾などの問題演習の+αとして、志望校過去問に挑む前の総仕上げとして、幅広い受験生におすすめです。
問題量自体は厳選されやや少ないので、塾などに通っていないのであれば他の問題集も併用する方が良いと思います。
中学入試 最高水準問題集 理科(シグマベスト)
標準レベルまででは物足りない、難関校受験を目指す受験生におすすめの一冊です。
名前の通り最高水準の問題が揃っており、最高レベルの超難関校受験にもこれと過去問である程度対応できるのでは、と思います。
合格トレイン 理科(英俊社)
実際に中学入試に出題された過去問が、単元別に標準・応用と出題されています。
知識の定着、苦手範囲の復習、過去問にチャレンジする前など様々な受験生に問題数が多く非常におすすめです。
近畿の中学入試 理科(英俊社)
他の教科でも紹介していますが、近畿の中学入試で実際に出題された良問を掲載した問題集です。
標準編/発展編と二冊出版されており、レベルに合わせて使用するほか、苦手範囲の復習や基礎固めにまずは標準編を解く、などの使い方も良いと思います。
問題数も多く、問題演習にもピッタリな一冊です。
中学入試の理科は小学生には難しいような内容が含まれたり、幅広い範囲から出題されるため非常に点が取りにくいと思われます。
この記事をご覧になった受験生(や保護者の方)は、今回紹介した参考書・問題集をうまく使って良い結果が得られるように願っています。
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