(2022/11/28追記、一部修正)
中学受験の時事問題対策
難関中学受験を検討するうえで欠かせないものの一つに時事問題対策があります。
時事問題は、中学受験において特に社会の対策で重要ですが、理科や国語の範囲でも知っておいた方が良いことがあります。
また、勉強というのは受験のためだけにするものではありません。
これからの時代を生きていく子供たちに、「今世界ではどんなことが起こっているのか、何故そんなことが起こるのか、自分たちはどうすれば良いのか」考えてもらうためにも、受験対策としてだけでなく受験を考えていないような子供も(また中高生やそれ以上の世代にも)時事問題に興味を持ってもらえたら、と思います。
今回の記事ではそんな時事問題対策を取り上げています。
読売KODOMO新聞
時事問題対策としてやっぱり最初に思いつくのは新聞ですよね。
でもなかなか小学生、それも低学年~中学年くらいの学年の子供に新聞はハードルが高いです。
そんなときにおすすめなのが「読売KODOMO新聞」です。
読売KODOMO新聞は、読売新聞が毎週木曜日に発行されている小学生向きのオールカラーの新聞で、ニュースや社会の仕組みを分かりやすく解説されています。
また、小学館や四谷大塚ともコラボされており、夏休みには自由研究新聞、受験シーズンには四谷大塚観衆の受験新聞という特別付録も発行されます。
受験までまだ時間がある、受験を考えているわけではないけど時事問題には興味を持ってほしい、などという子供には最適と思います。
読売中高生新聞
時事問題対策として「読売KODOMO新聞」は少し物足りないけど、大人用の新聞は読む気力が起きない……、という高学年の子供には「読売中高生新聞」も選択肢にあがると思います。
読売中高生新聞は最新ニュースはもちろん学校生活にまつわる話題や芸能情報まで10代に必要な情報がぎゅっと詰まったオールカラーの週刊誌です。
3か月以上購読すると高校受験向けの問題と解答・解説や、大学入試改革ポイントを解説されている「ミライ型が握力養成講座」、国際ニュースで使用された英語を開設する「えいご工房」、SDGsを学ぶ「猫ピッチャーだってSDGs」の中から一つをプレゼントしてくれるそうです。気になりますよね、猫ピッチャー!
また、今年度から時事ワード一問一答ほか、テスト対策にも最適な「時事王」が月に一回特別付録として付いてきます。
高学年で読売KODOMO新聞では物足りない子供には最適では無いでしょうか。
時事問題対策参考書
時事問題対策として、各出版社(学習塾)が参考書(資料集)を出版されています。
有名どころの学研、サピックス、日能研、四谷大塚はすべて買った方が良いという意見もあったり……。
うちの場合、志望校の過去問で時事問題はある程度出題されているものの、すべて買うまではしなくても良いかな……、なんて考えています。
志望校の過去問、今までの傾向、塾の指導などにより何を買うか決められるのが良いと思いますが、この記事も参考になれば幸いです。
2023年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本(Gakken)
中学入試、高校入試で出題される時事問題の対策本です。入試に出る可能性が高い政治、経済、国際、社会・文化、理科・環境の5分野のニュースを、カラーで分かりやすく解説されています。
10月13日に発売、我が家でも購入しました。
他の参考書と比べると取り上げられるテーマが少し少ないのかなと思いましたが、読んでみると時事問題として十分な内容が詳しく解説されている、しかも小学生でも理解しやすいように分かりやすく書かれているというのが印象的でした。
受験担当の先生が選んだ重大ニュースランキングというのがあり、受験生は要チェックです。
また、巻末に予想テストも付いているので是非挑戦してみてください。
2023年中学入試用 サピックス重大ニュース
2023年中学入試に向けて押さえておくべきニュース、社会や理科のテーマを分かりやすくまとめた入試対策の決定版! です。
私立中学の先生へのアンケート結果をもとに、社会や理科で学ぶ内容と関連するニュース、話題になったテーマを厳選、と紹介されています。
とにかく内容が盛りだくさん。受験を考えていない、受験まで余裕があるという場合は読み物としては充実しているので非常におすすめです。
受験生にとっては内容が詳しすぎるので、受験までの限られた時間で学習するにはどの範囲を学習するのか取捨選択する、分からない部分だけ調べるなど使い方の工夫が必要になりそうです。
サピックス小学部が作成した入試予想問題や、切り離して使用できる一問一答形式の時事用語単語カード付き。
こちらも11月1日発売となっています。
2023年度中学受験用 2022年重大ニュース(日能研ブックス)
ニュース最前線 2022(四谷大塚出版)
入試に勝つ新聞記事(読売新聞社)