(2023/2/13 リライトしました)
我が家では、次男(小学6年生)が自宅学習(パパ塾)で中学受験を目指しており、私が教えたり調べたりしている中での出来事や感じたことをブログに書いています。
(今回は子どもの合格祈願ではあるのですが、中学受験に直接関係する話では無いため興味の無い方は読み飛ばしてください。)
先日、知人から奈良県に最強のお守りを頂ける神社があるとの話を聞きました。
知人が言う最強のお守りとは一陽来復お守りという名前で、冬至の二日前から節分までの期間限定(数に限りあり)で授与していただけるとのことでした。
普段なら眉唾だなと思うのですが、実際に調べてみるとかなり評判が良さそう……。
子どもの中学受験を前にして、本当にご利益があるなら行ってみようかなという気になりました。
一陽来復お守り授与開始後の平日に、偶々私の仕事が休みだったこともあり葛城一言主神社に行ってきたので報告します。
葛城一言主神社
葛城一言主神社とは
葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)は奈良県御所市に位置し、全国に100社以上ある一言主神社の総本山です。
古事記や日本書紀にも描かれている歴史ある神社で、一言主大神ならびに幼武尊をお祀りされています。
神社のホームページでは以下のように紹介されています。
一言の願いであれば何ごとでもお聴き下さる神様として、里びとはもちろんのこと、古く全国各地からの信仰を集めております。(葛城一言主神社HP)
一言だけの願い事であれば何でも聞いてくださる神様として、地元では「いちごんさん」として親しまれているようです。
私が参拝した日は一陽来復お守りの授与が始まっていたこともあってか、県外ナンバーの車が多数停まっており中には関東ナンバーの車も見られました。
参拝の注意点
路面状況
一陽来復お守りを授与して頂ける期間は冬期です。
例年はノーマルタイヤでも問題ないことが多いようですが、大阪と比べると御所市の周辺は寒いので特に冬用タイヤを装着されていない車で向かわれる場合は注意が必要です。
心配であれば公共交通機関で向かうようにしましょう。
私が参拝した日は前日の雪が路肩に少し残っていましたが、日中は暖かかったこともあり大阪からノーマルタイヤで問題なく行くことができました。
(私が参拝した日は、下の写真のように境内でも苔むした灯篭に僅かに雪が残っていました。)
祓戸社
アイキャッチ画像(トップの画像)で石畳の右側に、画像には映っていませんが「祓戸社(はらえどしゃ)」というお祓い用の祠があります。
また、奥の駐車場側から境内の側面を上がる場合(正面の階段を使わず、横の坂道から上がる場合)も上に祓戸社があります。
どちらの経路で参拝する場合でも最初に祓戸社に参拝し、禊を済ませてから本殿に参拝するのが良いようです。
願い事は一言で
神社のホームページでは、一言主大神のことを以下のように紹介されています。
『古事記』が伝えるところによると、一言主大神は自ら「吾は悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言離(ことさか)の神、葛城一言主の大神なり」と、その神としての神力をお示しになられております。
つまり、良いことであろうと悪いことであろうと、一言の願いであれば聞き入れてくださるとのことです。
ものすごい神力ですね。
願い事は一言にまとめましょう。
混雑具合
一陽来復お守りの授与期間以外は、比較的空いておりゆっくり参拝できるようです。
また、葛城一言主神社周辺は彼岸花の名所としても知られ、例年見ごろである9月中旬から下旬は混雑するそうです。
私は一陽来復お守りの授与が始まってから参拝しました。
授与期間は平日の昼でも、駐車場はほぼ満車……と思いきや私が停めたのは入り口(鳥居)に近い駐車場で、奥にある駐車場は余裕があるようでした。
境内の参拝客はそれほど多くはありませんでしたが、社務所では時間帯によって少し(数分)並ぶといった混み具合でした。
日曜や祝日などはさらに混むことが予想されます。時間には余裕をもって参拝するのが良いと思います。
一陽来復お守り
一陽来復とは
一言主神社の境内には、一陽来復お守りに関して書かれた看板がありました。
そもそも一陽来復とは、次のような意味だそうです。
一陽来復とは、陰極まって陽が復って来ること、即ち運が向いてくる
良くない事が続いてもやがて幸運が巡ってくるの意。
つまり、一陽来復お守りとは幸運や金運だけでなく、どんなことでも悪いことを福に転じるお守りのようです。
一陽来復お守り
お守りは一体1000円で授与して頂けます。
下の写真のように独特な形状をしていますが、これは家や店舗などの玄関に祀るお守りで、これと別に家族がそれぞれ持つ肌身守りを頂けます。
一陽来復お守り一つにつき肌身守り4つまで頂けるのですが、5つ以上は1つ200円納めることで頂けます。
一陽来復お守りを授与されている方の中には、他の方の分なのか(もしかしたら店舗などなのかもしれませんが)複数頼まれている方も多く居られました。
授与期間
冬至の二日前(2022年は12月22日が冬至のため、12月20日)から節分までの間、毎日9時から15時半ころまで授与頂けます。
ただし、数に限りがあるため早めの参拝が良さそうです。
お祀りの方法
玄関内(自宅・事務所・工場・店舗等)の柱か壁の一番高いところに、前面が恵方(令和5年の恵方は南南東)を向くように(北北西を貼るようにして)張り付けます。
この際、お守りは付属の台紙に糊付けし、台紙には押しピンを使用しても良いそうです。
ここで注意が必要なのが、貼るタイミングです。
「冬至」、「大晦日」、「節分」のいずれかの24時(次の日に変わるちょうどの時間)に貼らなければいけません。
アクセス
自動車
京奈和自動車道御所南IC下車、約10分
近鉄御所駅からタクシー、約10分
電車
近鉄御所駅から五條バスセンター行きバス約6分、宮戸橋下車後徒歩約30分
御所市コミュニティバス
西コース乗車、森脇、名柄、豊田いずれかのバス停下車後、徒歩約10分
最後に
今回は、知る人ぞ知る最強のお守りを頂ける葛城一言主神社を参拝してきました。
以前、北野天満宮に合格祈願に行った時の記事でも書いたのですが、合格祈願などのため複数の神社等に参拝することは問題ないそうです。
普段は初もうでくらいしか神社に参拝しないのに、こんな時だけ神頼みというのは我ながら都合が良いなと思います(苦笑)。
子どもの受験となると何かできることは無いかと色々してしまうんですよね……。
我が家での一陽来復お守りのご利益は今後を見てみないと分かりませんが、興味がある方は一度参拝されてはいかがでしょうか。
(追記)次男の中学受験は無事第一志望に合格することができました。
かなり厳しい状況からの合格であったため、一言主神社の、そして一陽来復お守りのご利益を頂けたのではないかと思っています。
関西の入試まで、この記事の公開日から残り17日です。
この記事をご覧の受験生や保護者の方も、一緒に頑張っていきましょう。