パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

夏期講習(関西) 4年生の算数

 自宅学習(パパ塾)で中学受験に挑み2023年に無事第一志望に合格した我が家ですが、その際の経験、中学受験の勉強法、算数の解説などを記事にしています。

 

 過去記事でも取り上げましたが、各学習塾が行っている夏期講習の受講は非常にメリットがあります。

(夏期講習のメリットや夏期講習受講がおすすめの人、どんな塾を選ぶべきかを関西の有名学習塾の夏期講習費用比較などと併せて過去記事で紹介しているので、良ければ参考にしてください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 上記過去記事では各塾の夏期講習情報として開催日程や費用などを紹介しましたが、夏期講習を受講するうえで気になるのは学習の内容ではないでしょうか?

 そこで、今回は6月24日に公開した記事(夏期講習(関西) 1~3年生の算数)に引き続き4年生算数の夏期講習を紹介します。

(小学生算数の夏期講習の内容を全4回に分けて紹介していく予定です)

kishi-john.hatenablog.com

 

 中学受験を考えているけどまだ通塾していない方、通塾しているけど転塾を考えている方などは、当記事を参考に夏期講習の受講を検討してみてはいかがでしょう。

この記事で分かること小学4年生の夏期講習(算数)の内容
浜学園の夏期講習(算数)
希学園の夏期講習(算数)
能開センターの夏期講習(算数)
Z会京大進学教室の夏期講習(算数)

 

夏期講習 4年生算数の紹介 (関西中学受験)

 関西の有名進学塾のうち、今回の記事では浜学園希学園、馬渕教室、能開センターZ会京大進学教室を紹介しています。

(馬渕教室の夏期講習に関しては、授業の内容が公開されていないので日程などの紹介のみです)

 

 費用などに関しては過去記事で紹介しているので、そちらもご覧ください。

kishi-john.hatenablog.com

 

浜学園

 言わずと知れた関西の名門、浜学園

 塾のHPでは、夏期講習を以下の様に紹介されています。

 

  • これまでに習ったレギュラー授業の単元をぎゅっと凝縮して総復習。初受講の方は塾生より近道ができます。
  • 基礎の見直しが中心なので、夏の間に苦手科目の学力をおぎなえます。
  • 勉強ぐせや生活の良いリズムが身につきます。
  • 学校の授業より一歩すすんだ内容なので、友達に差をつけられます。
  • 夏期講習が終わっても、使用したテキストで何度も復習できます。

浜学園HPより引用)

 

 浜学園の特徴は、予習は一切不要の復習主義を謳われているところです。

 予習不要、つまり講義を復習することで身につく内容ということは、普段の勉強の内容に関わらないということです。

 夏期講習だけを受講する外部生(通塾生以外)も、夏期講習の受講が有意義なものになると思います。

 

 また、浜学園のHPでは4年生算数の講習に関して次のように紹介されています。

4年生の夏期講習は2講座からなります。

講義Ⅰは約数や倍数など、数の問題について学習します。

講義Ⅱは平面図形や曲線図形の長さや面積の求め方を復習し、複雑な図形の問題にもチャレンジします。

どちらも2学期からの学習につながり、さらには5年生からの学習の基幹になるところで、演習量に比例して習得できる項目でもあります。

また、講義としての計算講義はありませんが、家庭学習用の計算テキストがあります。

これを通じてこの夏に四則計算を完璧に仕上げていくことを目標に徹底演習していきます。(HPより引用)

 

 HPで書かれているように、浜学園の4年生算数夏期講習は「約数や倍数などの数の問題」・「図形の問題」から成り、家庭学習用の計算テキストがあることが特徴です。

 いずれも中学受験では非常に重要な単元であり、また今後の算数学習の基礎となる項目でもあります。

 この単元が夏期講習で復習できるのであれば非常に有意義です。

 家庭学習されている方じゃなくても(他の塾に通っている方でも)、日程の都合が付けば受講しても良いレベルと思います。

 

(授業内容)

  講義Ⅰ 講義Ⅱ 計算
No.1 計算の順序とおよその数 図形の性質 わり算①
No.2 小数と分数 直線図形 わり算②
No.3 約数 曲線図形〜長さ〜 計算のじゅんじょ
No.4 倍数 曲線図形〜面積〜 計算のきまり

150分授業×4日間

 

 夏期講習の受講には受講資格判定テストの受験が必要です。

(参照:https://www.hamagakuen.co.jp/special/summer/23/12345/

 

 

希学園

 こちらも関西の名門、希学園

 塾のHPでは、夏期講習を以下の様に紹介されています。

 

1日に2つの講義を実施します。

第1講義では、整理能力・思考力を鍛える「文章題」を5種類取り扱います。

また、第2講義では、「計算」、「約数・倍数」の問題を取り扱います。

また、関連する応用問題まで練習していきます。(HPより引用)

 

 希学園の4年生算数の夏期講習は、HPで書かれているように「文章題」と「計算」、「約数・倍数」という内容です。

 こちらも入試でも重要な単元ですし、今後の算数の学習における基礎になるため、とても有意義な講習だと思います。

 こちらも家庭学習されている方じゃなくても(他の塾に通っている方でも)、日程の都合が付けば受講しても良いレベルと思います。

 

(授業内容)

講義No. 講義1 講義2
1 方陣 約数・倍数(1)
2 和差算・分配算 約数・倍数(2)
3 倍数算 数(1)
4 日数の計算 数(2)

180分(講義+確認テスト)×4回

 

 3科目(算数、国語、理科)のセット受講が必要です。

 受講を希望される方は、7月21日(金)17時までにHPより申し込みください。

(参照:https://www.nozomigakuen.co.jp/summer/4nen/

 

 

 

馬渕教室

 馬渕教室の夏期講習は、馬渕生がいつも受けている授業を一緒に受講します。

 つまり、夏期講習だけの特別メニューではなく、通常授業と同様の授業が行われます。

 講習の内容は1学期に学んだことの総点検、弱点のチェックと補強とのことですが、詳しくは公表されていないようです。

 

 馬渕教室への入塾を検討されている方にとっては、普段と同様の授業が体験できるため受講の価値があると思います。

 

 馬渕教室の夏期講習の特徴は、夏期講習からの入塾、夏期講習のみの受講が無料というところです。

 

塾をお探しの方、馬渕教室の授業レベルを確認したい方のための講習会です。

2学期から本格的に受験勉強を始めようとしている方、今の学習環境を変えたいとお考えの方は、この夏、馬渕教室の授業を要チェック!

(HPより引用)

 

(授業日数)

対象学年 ターム数
小4 全12日間 B・C・D・E・F・G・H・Iタームのうち4ターム

(授業日程(ターム))

Aターム 7月21日(金)・22日(土) Bターム 7月24日(月)〜26日(水)
Cターム 7月27日(木)〜29日(土) Dターム 7月31日(月)〜8月2日(水)
Eター
8月3日(木)〜5日(土) Fターム 8月7日(月)〜9日(水)
Gターム 8月17日(木)〜19日(土) Hターム 8月21日(月)〜23日(水)
Iターム 8月24日(木)〜26日(土)    

 

 夏期講習会を希望される方は「講習準備テスト」の受験が必要です。

(参照:https://tyuju.mabuchi.co.jp/kansai/course/summer/

 

 

能開センター

 能開センターでは、第一志望校合格&進学に向けてしっかり学習したい方向けの夏期講習(難関・有名クラス)に加えて、「塾選び」または「塾が初めて」という方におすすめの夏期講習(受験準備クラス)を開催しています。

 

 能開センターの夏期講習の特徴である受験準備クラスは、4年生までの開催です。

(1~4年生が対象です)

 4年生になると、植木算、つるかめ算、和差算、図形問題といずれも中学入試で非常に重要な(中学受験する人でなければしっかり学ばない)単元を学びます。

 初めての通塾の人、この時期から中学受験を考えようかという人にとって非常に有用な内容なので、まずはこの講習を受講するのが良さそうです。

 

 難関・有名クラスでも受験準備クラスと同じ単元も取り扱われるようですが、より発展的な内容であると考えられます。

 また、受験準備クラスでは取り上げられない表とグラフや数列などを含めていずれも中学受験では頻出の重要項目であり、できれば4年生の間にしっかり学んでおきたい単元です。

 通常授業で通塾生が一度習った単元を復習するような内容と考えられるため、他の塾や家庭学習等である程度学んでいる人であれば有意義な夏期講習になると思います。

 

夏期講習(4年生受験準備クラス)

中学受験に向けた学習をスムーズにスタートするための講座です。
3日間から体験できる、能開の授業。学ぶことの楽しさと正しい学習方法を伝えます。(HPより引用)

 

(日程・授業内容)

 A日程(7/24(月)・26(水)・28(金)) B日程(8/18(金)・21(月)・23(水))
①植木算 ①和差算
つるかめ算 ②いろいろな形の面積
③まとめ・テスト ③まとめの・テスト

各日程60分×3日間

 

夏期講習(難関・有名クラス)

本格的な中学受験カリキュラムの学習(HPより引用)

授業日数 授業内容
5日間/10日間 表とグラフ/のべと平均・平均算/つるかめ算と面積図/多角形と面積/多角形の性質/植木算と規則性/数列と規則性/差集算/過不足算/消去算

90分×5日間もしくは10日間(夏休みの前半と後半に各5日ずつ講習があるようです)

 

(参照:夏期講習|能開センター 近畿中学受験(大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良)

 

 

Z会京大進学教室

 通信教育で有名なZ会ですが、週1~2日の通塾で難関中学合格を目指す「Z会京大進学教室 中学受験コース」も開催されています。

 

Z会京大進学教室 中学受験コースでは、自習用教材、授業用教材、添削課題で統一したカリキュラムを採用しています。

そのため、自習で基礎事項を反復し、授業で理解を深め、添削で発展的な問題にトライする、という流れで、 無理なく知識・解法の定着をはかることができます。(HPより引用)

 

 4年生を対象とした夏期講習は、関西では西宮北口教室のみで開催されています。

夏期講習では、各5日間の前半・後半で、基礎~発展まで対応する力を身につけます。

取り組みたい教科やレベルに合わせて、1講座からご受講いただけます。

また、複数教科を同時にお申し込みの場合は割引がございます。

この機会にぜひご検討ください。(HPより引用)

 

 Z会京大進学教室の小学4年生を対象とした夏期講習は、算、国、理の3教科を前半と後半に分けて開催されており、受講したい内容を1講座から受講することができます。

 算数に関しては前半、後半とも入試に頻出の非常に重要な単元かつこれから先の勉強の基礎となる範囲であり、日程や通塾に問題がなければぜひ受講したい内容だと思います。

 

(授業内容)

夏期講習前半 夏期講習後半
整数の性質と計算、小数の性質と計算、計算のきまり・逆算・条件の整理と推理、和差算・植木算 周期算、角の大きさ・三角形の性質、正方形と長方形、いろいろな四角形

前半・後半各90分×5日間

 

(参照:https://www.zkai.co.jp/juku/shogaku-km-kb/

 

最後に

 中学受験算数は、例え中学受験を経験した親であってもなかなか家庭で教えるのが難しい教科です。

 それにも関わらず、算数が合否を左右することも多いのが実情です。

 

 そこで、当ブログでは数回に分け(塾別・学年別に)夏期講習での算数に関する内容を紹介しています。

 

 過去記事でも書きましたが、各塾とも夏期講習のみの受講は歓迎しているようです。

 この機会に夏期講習を受講して、夏休みを充実したものにしてみてはいかがでしょう。

 

 ちなみに算数が苦手という方や、算数でもっと得点を取りたいという方であれば以下の記事で紹介している「RISU偏差値リカバリ」もおすすめです。

 オンラインでの受講も可能で、全国どこでも自宅から受講可能。

 内容に満足できなければ30日間は全額返金保証制度もあるので、夏休みを利用して受講するのも良いと思います。

(以下の記事に授業料が割引になるクーポンコードを記載しています。良ければご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 今回の記事が読んで頂いた方の参考になれば幸いです。