パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

パパ塾の始まり

(2023.4.12 リライトしました)

 我が家はパパ塾(自宅学習)で中学受験に挑みました。

 何故パパ塾で挑むことになったのか。

 この記事では、そんなパパ塾の始まりを書いています。

 

 

パパ塾の始まり

自己紹介

 はじめまして。私はひょんなことから、小学6年生の次男に自宅で受験勉強を教えながら中学受験を目指すことになってしまいました。

 

 まず自己紹介すると、私は関西地方在住、中学2年生、小学6年生、小学3年生(2022年現在)の三人の男の子のパパです。

 

次男の考え

 長男は2年前にとある私立中学に進学しました。

 その時は、長男は進学塾ではないものの地元の塾に通い、勉強で分からないことは時々私が教えてあげる程度で(運よく?)某私立中学に合格することができました。

 

 次男はそんなお兄ちゃんの様子を見ていたからなのか、四年生になるころには中学受験をしたい、と言い出しました。

 

 こんな風に書いていると、子供を私立中学に通わせたい教育熱心な親なんだろうな、と思われるかもしれません。

 実際は、我が家は夫婦ともに公立の中学、高校に進学するので構わないと考えていました。

 ただ、子供がやりたいということは出来るだけ挑戦させてあげたいと考えています。

 

 そういったこともあり、次男は小学校4年生から地元の進学塾に通わせることにしました。

 

4年生の進学塾

 他の塾は分かりませんが、次男が通っていた塾は4年生の間算数と国語の二科目、週1回だけの授業というお試しのようなコースがありました。

 週一回だけの授業は次男に負担もそれほどかからなかったようで、楽しそうに塾に通っていました。

 

 塾での成績は可もなく不可もなく(どちらかといえば想像以上に良かったと言える成績でした)。

 このままのペースで行ってくれれば、まずまずのレベルの中学校までは受験できるのかな、などと当時は軽く考えていました。

 

5年生の変化

 ただ、楽しめたのは4年生の1月までで、2月には5年生の授業が始まりました。

 5年生からは、最低でも週3回の通塾、宿題の量も増えて、次男はあっという間に元気を無くしてしまいました。

 それまでよく笑う子だったのにイライラすることが増えて、弟に八つ当たりするように強く当たることも出てきました。

 

 私の住んでいる地域では私立の中学を受験する子供は少数派で、ほとんどの子供は公立の中学校に進学しています。

 長男の学年は小学校の時から荒れていて、中学から私学の中学に進学したいと希望する子供も多かったのですが(うちの長男もその一人でした)、次男の学年はそんな問題も無いみたいで、受験する(という噂の)子供はごく少数のようです。

 

 学校の友達のほとんどは受験勉強なんかせず遊んでいる中で、自分だけがその輪に加われないこと、塾に通っていること、宿題の多さなど色々なことがストレスになっているよう。

 この生活を続けさせることは限界と思われました。

 

塾を辞める決断

 夫婦と次男で話し合い、今の塾は一旦辞めようと決断したのは小学校4年から5年に上がる春休みでした。

 ただ、次男はせっかく1年勉強したのに、全く勉強を辞めてしまうのは勿体ないと考えたようです。

 当時の進学塾の受験コースは辞めるけど、塾には行きたいと言い出しました。

 

 幸い(?)、その塾には小学5年から通う高校受験コースというものがあり、小学5、6年は学校の勉強の復習程度の内容とのことだったので、そちらに変えてもらうことにしました。

 

パパ塾の始まり

 5年生になり、新しい塾のコースに通い始めて少し経った頃、次男にこれからどうしたいのか聞きました。

 中学受験は諦めて高校受験するんだよね? っていう確認のつもりだったのですが、

「え? 中学受験するけど?」

 と言い出しました。

 

 長男は一応進学校ではあるものの、それほど偏差値の高くない中学に進学したため、長男と同じ学校、もしくは同じレベルくらいの学校を目指すのかな? と思ったのですが、

「まだどこの中学とか決めてないけど、パパに教えてもらいながら受験してみるわ」

 などと言うではないですか……。

 

 こうして我が家の「パパ塾」で目指す中学受験が始まったのでした。