(2022/11/9 修正)
前回の記事の通り、うちの次男は高校受験用の塾のクラスに通いながら、小学5年の夏前には中学受験に向けてパパ塾を始める事になりました。
中学受験するなら、高校受験用の塾に通うのは無駄じゃない? と思うかもしれませんが、主に二つの理由で今(このブログを書いている2022年9月現在)も高校受験用の塾に通っています。
その理由とは、まず中学受験に失敗した場合、高校受験にスムーズに移行できるようにというのが一つ目。
二つ目は(これが一番の理由ですが)、パパ塾で受験勉強をしているとどうしても親子だけの孤独な戦いになります。学校の同級生なんかもほとんどは中学受験しないので、自分ばっかりが遊びもせずにしんどい思いをしているという気持ちに陥りやすいようです。なので学校よりは進んだ内容を友達と一緒に勉強するという塾が、良い気分転換になるんじゃないかなと思っています。
ただ、このブログを書いている時点で、さすがに入試が迫ってきて時間も逼迫してきており、そろそろ塾を辞めるか、少なくとも休学するかか、などと悩んでいるのですが……。
さて、所謂進学塾に通わず中学受験をするのに当たって、まず最初に困ったのが参考書と問題集でした。
今回はパパ塾で最初どのような参考書や問題集を使用したか、について書こうと思います。
参考書と問題集
パパ塾で使用した(初期の)参考書
中学受験の内容は、公立の小学校で習う事柄からかなりかけ離れたものが出ます。
特に中学受験の算数は、やったことが無ければ大人でも結構難しい特殊な問題が多いのです(特に方程式を使わずに考えるのが難しい)。
私自身、はるか昔に中学受験をした経験があったので(失敗したのですが……)、何とか教えられるだろうと思ってパパ塾を始めたのですが、勉強を教え始めて私が過去に習った解き方と参考書に載っている解き方が違うことに気づきました。
後から調べてみると、細かい点では塾によっても解き方が違うことも分かりました。
?に答えるシリーズ
悩んだ挙句、まずは解き方などを詳しく書いてくれている参考書を買うべきなのではと思い、学研プラスの「?に答える」シリーズを買ってやってみました。
解き方・考え方は詳しく載っているし、親がやり方を理解するためには非常に参考になりました。
理科や社会は今でも使っているのですが、算数に関しては問題数がもう少し欲しい……。
パパ塾で使用する問題集について
色々な問題集を買ってみましたが、結局たどり着いたのは進学塾が授業で使っている問題集でした。
長男の同級生が通っていた進学塾の問題集を貰えることになったのです。
(ある程度勉強が進むと色々な他の問題集もつかうようになりました。それは別記事で取り上げます。)
進学塾の問題集は、単元ごとに非常に豊富な問題数を取り揃えていますし、(塾にもよると思いますが)苦手と感じる人が多い単元(算数でいうと速さなど)は繰り返し扱っているため、問題集を進めていけば無理なく復習もできるようになっています。(うちの次男は、問題集をもらった時期などの関係から復習などはスキップして、一通りを終わらせるように進めましたが……、その辺の調整ができるのはパパ塾ならではなのかもしれません。)
ただ、家で受験勉強をすることを考える人が、全員そんな問題集を貰えるわけでは無いと思います。
そんなときはフリマサイトを見てみると、結構色々な塾の問題集が出品されています。
特に志望校がしっかり決まっている場合、その志望校に合格実績の多い塾の問題集を買ってみるのも一つの方法なのかもしれません。
通塾と比較した自宅学習(塾のテキスト使用)のデメリットとメリット
デメリット
家庭学習で進学塾のテキストを使うより、当然ですがその塾に通う方がメリットは多いと思います。
実績のあるプロが指導してくれる授業と、家で親が教える授業、質に関しては比べるまでも無いですよね。
それ以外に、家で教えるためには親も勉強しなければいけません。
中学受験の勉強、特に算数と理科の範囲は(あくまで私の主観ですが)かなり特殊です。
別の記事で紹介していますが算数は方程式を使わない方が良いですし、理科に関しても化学式を使わずに化学反応を覚えたり、かなりマニアックな植物の知識が問われたり……。
中学受験を経験していない親であれば、自分自身もかなり頑張って勉強しなければ教えることは不可能です。
家庭学習(パパ塾)での勉強は、子供と二人での授業なので衝突も多いです(無事合格できれば、親子で挑戦したことが良い思い出になるんじゃないかな、と思うのですが)。
子供も塾なら友達と一緒に目標に向かうという意識を持てるかもしれないのに、家でのみ受験勉強しているとモチベーションを保ちにくいようですし……。
メリット
ただ、うちの次男のように進学塾が合わなかった、塾の立地や金銭的な問題(当然ですけど進学塾ってびっくりするくらい高いですよね!)は家庭学習(パパ塾)の利点かなと思います。
その他には、自宅から通えないような地域にある塾や評判の良い塾のテキストを自分で取捨選択しながら使用できるのもメリットです。算数は〇〇塾、国語は△△塾のテキスト……なんて使い方もできますし。
ただし、テキストの何を使うか、という選択はなかなか難しいのでよっぽど中学受験に慣れている人、要するにプロ以外には難しいと思います。
今後このブログで、パパ塾でやった勉強法、使った市販の参考書などを紹介していきます。これからもよろしくお願いします。