(2023/2/2 リライトしました)
関西の中学受験は1月14日からなので、現在は入試直前です。
最近になって当ブログを読んでくださるという方も居られるようなので、ここまで中学受験に向けて我が家が歩んできた状況を簡単にまとめておきます。
パパ塾で中学受験に挑むまで
当初の教育方針
我が家はそもそも私立中学に何が何でも入れたい、という考えではありませんでした。
首都圏では中学受験をすることが非常に重要だと知識として知ってはいました。
さらに、私自身も中学受験を経験し(失敗したのですが……)高校から難関と言われる私立校に進学しています。
進学校は素晴らしい面があると思うものの、
「勉強をやりたくないのに無理に(洗脳まがいのことをして)勉強させて受験させる」
なんてことはしたくなかったのです。
私の住む地域は公立の高校でも魅力的な学校が数多くあります。
そのため、公立高校を目指すのでも良いかなと考えていました。
ただ、次男は自分の将来をどうしたいか自分で考えた結果中学受験したいと言ってきました。
洗脳紛いで受験させるのは反対でしたが、それならば受験させてあげようと考えました。
未だに何故次男が中学受験をしようと思ったのかよく分からない部分もあるのですが……。
後から調べてみると中学受験はした方が良いかなと思えたので、それをまとめた過去記事も良かったら参考にしてください。
小学校4年生(パパ塾前)
↓過去記事も良かったら見てみてください。
次男は今でこそパパ塾で中学受験に臨もうとしていますが、最初からパパ塾を選択していたわけではありません。
長男は公立の学校が荒れていたことと中学でやりたいことがあったため、中学受験をしました。
次男の学年は学校が荒れているなんてことはありませんでした。
しかし、長男の中学受験勉強していた姿を見ていたからなのか。
長男と仲が良かったよくできる友達に憧れたのか。
小学校4年生になるときに進学塾に通いたいと言い出しました。
相談した結果、前述の長男の友達が通っている進学塾に行くことにしました。
その塾は、4年生の間は比較的時間的に(金銭的にも)負担が軽い週1回の授業というコースがありました。
その分一回の授業で進む進度は早そうで、宿題も結構な量が出ていたようでした。
それでも、次男はその塾に通いました。
先生との相性も良かったのか、友達に恵まれたのかとても楽しそうに通っていました。
その頃は塾の成績も中の上程度、頑張れば難関と言われる学校にも手が届くかな? という程度でした。
小学校5年生になって
次男の通っていた塾は(他の塾でも同じかもしれませんが)、小学校4年生の2月から5年生の授業が始まります。
5年生になると最低週3回の授業があります。
(難関校を目指す場合、選択制の授業を受講することで5年生でも4-5回の授業)
合計するとかなり多くの宿題が出されるようになりました。
また、それまで担当して頂いていた先生から他の先生に代わったことで、授業自体も楽しくなくなったようでした。
実際、何が原因だったのかはよく分からないのですが……。
それまでよく笑う子だった次男がイライラしているような様子が増えて。
弟に辛く当たるようになり。
夜も眠れないということが増えてきました。
そんな次男は見ていられませんでした。
妻と話し合い、次男本人とも話し合った結果、塾は辞めることにしました。
ただ、次男はせっかく1年間塾に通っていたのに辞めてしまうが勿体ないと思ったようでした。
完全に辞めてしまうのではなく同じ塾の高校受験コースに編入することにしました。
(高校受験コースは、小学校の段階では学校の勉強+α程度の授業)
これで中学受験は諦めて高校受験に向かうのかなと思っていました。
そんなとき、本人がやっぱり受験したいから私に勉強を教えてほしいと言い出しました。
妻とも相談し、
- やってみて無理そうなら高校受験すれば良い
- パパ塾だけで限界を感じたらどこかで他の塾に代わっても良い
……と、軽い気持ちでパパ塾の指導を始めることにしました。
そうしてパパ塾は始まりました。
当初、参考書も問題集も手探りで始めることになりました。
最終的には知り合いからお借りした某進学塾のテキストに沿って授業を進めつつ、市販の問題集を適宜買い足すようにしていました。
5年生の間は受験するか半信半疑という感じでした。
比較的ゆっくり次男の負担にならないペースで、
- 算数・国語・理科をパパ塾で
- 社会はママ塾で
というように夫婦で分担して指導していました。
(この頃の勉強に関しては以下の過去記事を参考にしてください)
小学校6年生
夏休みまで
今思うと、比較的ゆっくりと勉強を教えていた5年生の時期も終わりました。
6年生になると色々と具体的に考えることや、やらなければならないことが出てきます。
その一つが志望校の決定です。
5年生の秋頃から時々学校説明会に行っていたのですが、6年生になって本格的に参加するようになりました。
色々見に行った結果、
第一志望は比較的自由な校風のCという学校
第二志望は比較的学校が熱心に勉強させる(厳しいともいう)Bという学校
第三志望は家から近いAという学校に決めました。
(学校名は個人バレ防止と、様々な方への迷惑防止のため伏字にさせて頂いています)
CやBは偏差値的には全然届かないレベルの学校です。
ただ、過去問との相性は悪くなさそうだと感じました。
なので、そのまま目指すことに。
(偏差値と志望校に関して書いた過去記事も参考にしていただければと思います。)
志望校が定まっていなかったこともあってか、この時期は5年生の延長のように比較的ゆったりと勉強していたように思います。
夏休み
志望校を決めるまでは次男のモチベーションもそれほど上がりませんでした。
ただ、志望校を決めてからは徐々にやる気も出てきたよう。
それまで、本当に受験するのか半信半疑でしたが、このまま受験に向かうことにしました。
今考えると、これくらいのタイミングからでも塾に通うか通信教育を始めても良かったのかなとも思います。
本格的に勉強を始めるタイミングがかなり遅くなったのは自覚していました。
ここから塾の授業について行くのも大変だろうと考え、結果的にパパ塾を継続することにしました。
勉強面では算数と理科の一通りの勉強も終わっていなかったので、夏休みに一通り終わらせるように進めました(詳しくは過去記事を参照ください)。
ちなみに、6年生になった当初は五ツ木・駸々堂模試以外に某塾の模試なども受けていました。
模試を受ける時間的な負担も考えて、最終的に五ツ木・駸々堂模試のみ受けることにしました。
五ツ木・駸々堂模試は、夏前まで4教科の偏差値で60弱、合否判定はD程度でした。
一通りの勉強も終わっていない段階だったためそれほど問題ないと考えていました。
しかしながら、一通りの勉強を終えて迎えた夏休み最後の第4回五ツ木・駸々堂模試。
結果はF判定と惨敗でした。
夏休みを振り返ってみると、特に次男がサボったというわけではありませんでした。
一通りの勉強さえ終わればなんとかなるだろうと、私の考えが甘すぎました。
問題演習量が足りなかったのだろうと思います。
塾に通っている子供たちは夏休み中並々ならぬ量の問題演習をこなしています。
夏休みで相当な地力アップしてくるという当たり前のことが頭から抜けていたのです。
自分もかつて中学受験を目指し進学塾に通っていたのに……。
完全に私のミスだったと今になったら分かります。
そんなこんなで不安を抱えつつ夏休みを終えました。
秋(夏休みから冬休みまで)
算数に関しては夏休み中に。
理科に関しては夏休みが終わってすぐに。
やっと一通りの範囲の勉強が終わりました。
秋の前半は問題演習形式で一通りの復習。
後半(10~11月ころ)に過去問を開始する。
……というおおまかな計画を立てていました。
勉強は概ね予定通りに進んでいたと言って良いと思います。
秋の前半に第5回五ツ木・駸々堂模試が行われました。
前回のリベンジを期して挑んだ模試でしたが、結果はまたも惨敗……。
詳細は過去記事に書いているため、参照頂ければと思います。
この時期なかなか結果が出ていませんでした。
今考えると原因はパパ塾の体制にもあった気がします。
そもそも本業が他にある私(父親)が、仕事の終わった後や休日を利用して授業していました。
授業の進め方は、
- 一緒に問題演習はほとんどしない(時間節約のため)
- 宿題を出して分からなかったところを解説
- 必要があれば追加で問題演習する
という形式でした。
当時の私はうまくいかなかった原因を考えていました。
そして、次男が嘘を吐いて分からなかった問題をやり直さなかったことが原因だと考えたのです。
次男に復習が一番大事だ、復習することで理解が深まると常々言っていました。
復習を疎かにしていたことに特にショックを受けたという面もあったのだと思います。
確かにその考え方も完全に間違えてはいないと思います。
ただ、後から考えると復習の仕方やそもそもの勉強の進め方に改善の余地があったと思います。
復習の内容を一緒に確認するとか、苦手そうな範囲の問題をもっと一緒に解く時間を取るとか……。
うまく行かないことも重なって、それでも危機感が無い(ように見える)次男にイライラするようにもなりました。
(詳しくは過去記事をご覧ください)
いずれにしても秋の前半戦はボロボロの結果でした。
秋の後半戦には模試に加えてプレテストが始まります。
秋の後半は問題演習を過去問中心に変えました。
過去問で頻出の分野に限って何度も問題演習を行うようになりました。
全体的に勉強量が足りていなかったため実力が不足していました。
ただ、この頃から過去問でやった分野を中心にちゃんと理解できる範囲が増えてきたように思えました。
また、私自身この頃から次男に怒らないように気を付けました。
そうすることで、パパ塾の雰囲気も良くなっていったような気がします。
秋の後半戦(プレテスト、模試)の結果は……、
第三志望Aのプレテストと最後の模試である第6回の五ツ木・駸々堂模試ではまずまずの結果。
肝心の第一志望のC対策の模試や第二志望Bのプレテストでは満足する結果が得られませんでした。
冬休み
秋の最後に過去問をやり始め、成績が向上する傾向が見られました。
ただ、合格するにはこの冬休みが重要だと考えられました。
冬休みの過ごし方としては、
- クリスマスや正月はほぼ無視
- 朝6時に起床
- 早朝からパパ塾
という生活を送っていました。
学校が休みになることで、勉強時間は確保できるようになりました。
今まで以上にしっかりと過去問に取り組めました。
ただ、ここに来て今までできていた問題までもできなくなることが出てきました。
スランプ状態と考えられました。
受験直前の現在もスランプから完全に脱したとは言えない状態です。
正月はパパ塾特訓と称し、長時間の授業や問題演習を行いました。
この時間で完全にスランプから脱するまでは行きませんでした。
でも、少しは自信が持てるようになるまで問題演習ができてのではないかと思います。
直前←今ココ
長いようで短かった冬休みが終わりました。
今はまとまった勉強時間も確保できなくなってきています。
勉強に関しては、直前でも点数アップが見込める暗記ものを中心にやっていくつもりです。
直前の今の時期は勉強はともかく、まずは無事に試験日を迎えることが大事です。
この時期にインフルエンザや新型コロナウイルスにかかるのは本当に怖いので……。
体調には気を付けて、生活リズムを崩さないように。
勉強で無理しすぎないように親としても注意していきます。
自信を持って直前を迎えられたわけではありません。
今まで次男がやってきたことを信じて1月14日を迎えます。
本当に不安は尽きません。
(何回言うねん、って感じですね。それだけ不安なんです。)
でも、子どもに不安を感じさせてはいけません。
そこは本当に気を付けないとですね。
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皆様に良い結果が出ることを願っています。