パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

入試まで残り2か月でするべきこと ー苦手対策はいつまでやる?ー

 

 我が家では自宅学習(パパ塾)で中学受験を目指しています。

 入試まで2か月を切り、今の時期何をするべきか……ということを今回は書こうと思うのですが、やるべきことは一言で言うと過去問です。

 実際我が家でも前回記事の通り最近は過去問を中心、というより過去問しか解いていないような状況です。

 でもそれだと一言で終わってしまうので、今回は過去問を解く上で考えるべきこと、特に苦手分野をどう考えるかについて我が家の方針をまとめておこうと思います。

 

 

入試までの2か月でするべきこと

分野別対策

 前回書いた通り、最近は分野別過去問演習を中心に勉強しています。

 分野別に問題を解くことでその分野の理解が深まるという利点もありますが、似たような問題が出ていることに気付いたりするなど、その学校の傾向がつかみやすくなる場合もあります。

 実際、次男の第一志望Cの理科では植物の分野で少し変わった問題が出ることがあるのですが、過去にも数回似たような問題が出ており過去問対策をすることで乗り越えられるのかなと思います。

 

 入試問題はその学校からの生徒へのメッセージとも言えます。

 つまり、「こんな問題ができるような生徒が欲しい」「こんな知識を習得していて欲しい」ということを問題を通じて言われていると考えています。

 

 前述のCでは植物の分野は少しマニアックなものの、そういった知識がある前提で中学以降の授業を進めるのかなと考えています。

 また、そのCの算数は比較的オーソドックスな問題が多いものの一部に思考力が問われるような問題があり、基本的な勉強をしっかりやっているかと自分で考える力があるのかが問われているのかなと思います。

 

 そのように過去問からどのようなことが問われているのかを読みとって、それに向けた対策をするのはどんな学校であっても重要です。

 その時に、分野別で演習するとより効率的だと考えています。

 

苦手分野対策

 この時期(に限らないですが)問題を解く上でネックになるのが苦手な範囲です。苦手な範囲の過去問を解くのは当然なのですが、たまにしか出ない問題や過去問でパターンが絞り切れない問題もあるため対策が必要です。

 

 ただし、苦手な範囲はやはり楽しくないのか、(うちの子どもの場合)モチベーションがやや低くなっているような印象です。問題演習もなかなか進まない……。

 

 苦手な範囲が出題されると大きく点を落とす恐れがあるため苦手範囲の対策をしたいとは思うのですが、入試が近くなると勉強効率の問題だけでなく自信が無くなることを防ぐ意味でも、苦手範囲を捨てることを考えなければならないと思います。

 具体的には入試1か月前からは苦手分野は過去問を解く程度に留めていこうと考えています。

 つまり、苦手分野対策ができるのは今が最後です。

 

 ちなみに次男の場合、算数であれば場合の数、理科であれば人体の分野や生き物などの生物の分野と天体の分野が苦手です。

 塾や家庭教師などでしっかり対策できれば良いのですが、うちの場合自分で何とかしなければいけないので、下に書いているような参考書や問題集を使うことにしました(一部以前に紹介した問題集や参考書を含みます)。

 この時期に新しい問題集にあまり時間をかける余裕は無いため、算数(場合の数)であればしっかりまとまっていて比較的短期間で終わるもの、理科(生物、天体)は過去問を解くうえで参考になるもの、という視点で問題集や参考書を選んでいるので、良ければ参考にしてみてください。

 

場合の数 おすすめ問題集

中学入試 分野別集中レッスン 算数 場合の数(シグマベスト)

 場合の数を解くうえで重要なのは条件を整理することだと思います。

 条件を整理して樹形図を書き上げることができれば解ける問題も多いですし、計算をどのようにしていくかにもつながります(特に樹形図が書けることは重要です)。

 要するに基本的な内容を正しく理解しているか、が非常に重要だと考えています。

 場合の数の基本を理解するうえで【中学入試 分野別集中レッスン 算数 場合の数】は非常におすすめです。

 内容は入試レベルからすると簡単で、超難関校を目指すような高いレベルではなく基本から見直すという使い方になると思います。また、場合の数の勉強を始める初期に使用するのも有効だと思います。

 うちの場合、理解している内容はスキップしながらやるようにすることで数日で一通り見直すことができました。もともと二週間で終了する内容なので短期間で基礎から見直す意味で良かったのかなと思います。

 また今の時期にあまり難しすぎることをすると自信を無くしそうなので、そういう意味でも良かったのかな……。

 

 

理科(生物、天体)おすすめ参考書

 理科の生物や天体の分野ですが、過去問以外の問題集を用意してやり直すには時間が足りない……、ということで過去問を解くときに参考にするような参考書をまとめなおしました。以前に紹介した参考書も使用してますが、最近はここに書いているものが中心です。

中学入試 くらべてわかるできる子図鑑 理科(旺文社)

 参考書、特に写真や図でイメージしやすいような本で何か良い本はないかと探した結果、たどり着いたのが「中学入試 くらべてわかるできる子図鑑 理科」でした。

 生物や天体以外の全範囲おすすめですが、非常に分かりやすいイラストがたくさん掲載されているため理解しやすくイメージにも残りやすいと思います。

 暗記が必要な理科の範囲には特におすすめの参考書です。

 我が家では苦手範囲の見直し目的で購入しましたが、理科の勉強を始める初期から使えると思います。もっと早くから買っておけばよかったと思わされた一冊でした。

 

続受験理科の裏ワザテクニック

 次男が理科の生物、天体の範囲を苦手とするのは本当の話ですが、この本はたまたまですが生物と天体の分野を取り上げてくれています。

 解法の考え方やテクニックを図を交えて分かりやすく解説してくれているので、我が家では分からないところを調べるという様な使い方以外に空き時間に読み物としても読んでもらうようにしています。

「受験理科の裏ワザテクニック」では豆電球と乾電池、力学の範囲、「続々受験理科の裏ワザテクニック」では磁力・運動・光・音・熱・気象・地質に関して掲載されているので、これらの範囲が苦手な方はそちらを買ってみるのもおすすめです。

 

 

入試まで1か月を切ると何をするべきか

 上でも書きましたが、苦手分野対策は入試1か月前までで終わらせる予定です。残り期間に多少は過去問を解く上で苦手分野もやるとは思いますが。

 

 ではその後の1ヶ月は何をするかというと、やっぱり過去問です。ただし解き方(考え方)を変えようと思います。

 つまり、「得意な分野でミス無く解くこと」「時間配分を間違えないこと」の二つをメインテーマにするつもりです。

 やってみて何か発見があれば後日また記事にしようと思います。

 

 

最後に

 関西地方の入試まで残り52日。いよいよ運命の日が迫ってきました。

 私もやることが多くなりブログを書く時間も減っていますが(言い訳)、やはり受験生は大変だと思います。

 うちの次男はわりとのんびりしているように見えますが、少しずつ意識が変わってきている気がします。

 このブログを見ている方に良い結果が得られるよう願っています。お互い頑張りましょう!