パパ塾で受験

親子で挑んだ中学受験体験記と小中高生の勉強解説

中学受験で重要なのは算数

(2023/5/20 リライトしました、ほぼ内容が刷新されていますのでご注意ください)

 我が家は、自宅学習(パパ塾)で中学受験に挑んでいます。

 

 パパ塾で教えている中で一番苦労するのは算数です。

 以前に当ブログでも書いていた通り、中学受験算数は単元が多すぎだと思いますし、難しすぎだと思います。

(詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

kishi-john.hatenablog.com

 

 ただ、そのように難しい算数だからこそ入試では点差がつきます。

 今回は算数が中学受験で重要である理由、ならびに6年生秋の時点で模試で算数に苦戦していた次男の状況を記事にしています。 

 

 

中学受験の最重要教科「算数」

中学受験には塾が必要

 中学受験をする場合、ほとんどの方は塾に通われます。

(パパ塾で中学受験をした私が言うなという話ですが……)

 

 塾が必要になる根本的な理由は、小学校で習う内容と受験で出題される内容が大幅に違うからです。

(その他にも通塾には複数のメリットがあります。詳しくは過去記事をご覧ください)

kishi-john.hatenablog.com

 

 一般的な公立の小学校の場合、小学校の勉強をどれほど頑張っても難関中学の入試で合格点を取ることはできません。

 特に算数は小学校で習っている勉強では太刀打ちできません

 

 ちなみに、算数の解説動画なども充実してきてはいますが、家庭学習で中学受験算数に挑むのは結構難しいものがあります。

(実際、我が家では入試本番まで算数が足を引っ張っていました)

 中学受験算数の対策という意味でも、塾は必要だと思います。

 

他の教科との比較

 小学校の勉強では中学受験に太刀打ちできないと言っても、算数以外の教科は小学校の勉強を頑張れば多少は対応できるかもしれません。

 

国語

 国語においては、小学生どころか大人でも知らないような語彙を問う問題が出題されることがしばしばあります。

 最近の中学入試において文章問題はどんどん長文化しており、対策なしで試験の短時間で解くことは困難です。

 総じて塾などで対策しなければ高得点は難しいと言えます。

 

 ただし、どんな難関校であっても漢字は小学校で習う漢字しか出ません。

 文章問題も、文章を読むことや作文を書くことが得意であればある程度対応できるかもしれません。

 そういった意味で、国語に関しては小学校の勉強だけでも(合格点は難しいですが)全く太刀打ちできないというわけではないかもしれません。

 

理科・社会

 理科や社会も小学校の普通の授業だけでは対応困難なものの、知識的な面では教科書や資料集に全く載っていないものが出題されることはほとんどありません。

 

 実際、理科では難関校でも学校で行われる実験に関して出題されることがしばしばあります。

 しっかり実験の目的、方法、結果、器具の名前や使い方を含めて知っていれば解くことができます。

 

 このように中学受験では教科書を読んで得られるようなうわべの知識だけでは対応できず、より深い理解が問われることが多いです。

 ただ、しっかり小学校の勉強をしていれば全く太刀打ちできないということはないかもしれません。

 

算数

 ここまで国語や理科、社会を考えてきましたが算数は大きく異なります。

 小学校の勉強だけでは全く点が取れません。

 

 難関校で出題される問題は小学校で習う四則計算や図形の知識などがベースになっているのですが、非常にレベルが高い一種芸術のようなものもしばしば見られます。

 大人でも中学受験をしたことがない人であれば、解くことが困難な問題は数多くあるくらいです。

 

 このため、中学受験においては算数の対策が必須であり最も重要と言えるのです。

 

灘中学の入試平均点

 中学入試で最も差がつきやすい教科は算数です。

 

 当ブログでしばしば取り上げている灘中学のホームページには、入試資料として各教科別の合格者と受験者平均点数が掲載されています。

 

 灘中の入試は2日間行われ、2日の合計点で合否を判断されます。

 算数と国語は1日目と2日目ともに施行され合計200点満点、理科は1日目のみで100点満点です。

 

 2023年の合格者平均点と受験者平均点は以下の通りです。

国語(200点満点):126.0(合格者平均)、116.5(受験者平均)

算数(200点満点):145.1(合格者平均)、116.9(受験者平均)

理科(100点満点):72.6(合格者平均)、64.0(受験者平均)

 

 他の教科に比べて、算数で合格者平均点と受験者平均点の差が大きいのが分かると思います。

 上では2023年の点数を例に挙げていますが、例年同様の結果が見られます。

 

 尚、次男が受験した学校でも同様の傾向が認められ、中学受験で合格するかどうか差を分けているのは間違いなく算数であると言えます。

 

6年生秋……算数が苦手です

(ここからの内容は2022年秋に書いていた内容(一部修正)です)

 算数は6年の夏休み前半に一通りの範囲の勉強が終わりました! 

 ……と言っていたものの、8月下旬に行われた第4回五ツ木・駸々堂の模試は散々でした。

kishi-john.hatenablog.com

 

 今回の模試では算数の点数は改善してそうですが、日々パパ塾をしている中でやっぱり算数に関して悩むことが多い……はっきり言って苦手です。

 

 文章題、特に特殊算のうち比を使うものは特に苦手なのかな? どう(何を使って)解いたら良いのか分からないような感じがあります。

 

 色々な問題集を使用しているのですが、文章題(特殊算)を幅広く解くという意味では「算数 文章題に強くなる 発展」をやっています。

 この問題集は、標準以上のレベル(感覚的には偏差値60以上くらい)を目指す方にはお勧めです。

(やや捻った難問が多い印象です)

 

 発展問題が分野別に紹介されていて、なかなか他の参考書では出会わないようなちょっと捻った問題も多いので上位ランクの学校を目指す方はやってみても良いと思います。

 ただ、うちの次男の場合はもう少し基本的な部分から分かっていないので標準編の方が適していました。

 勉強を始めたばかりであれば基本編もお勧めです。

 難易度によって3段階分かれているのが良いですよね。

 

 

 

 

 このシリーズは個人的に非常にお勧めなのですが、もう少し問題数が多ければもっと良いのに! と思います。

 なかなか良問を数多くこなすのは難しいですよね。

 

 算数の問題集は本当に色々手を出しました……。

 以下の記事でも算数の問題集をまとめているので参考にしてみてください。

kishi-john.hatenablog.com