当ブログは我が家の次男が自宅学習(パパ塾&ママ塾)で中学受験に挑んできた軌跡を書いてきましたが、この度無事第一志望のCに合格し中学受験を無事終えることができました。
次男は塾に通っていなかったため勉強の全てを自宅で行っていました。
ここで問題になるのがストレスの対処です。
入試前というのは、塾に通う通わないに関わらず、誰でも緊張や不安でストレスが溜まりやすい時期だと思います。
特に自宅学習では、ストレス発散の仕方が限られるためストレスへの対処が非常に難しかったです。
今回は、入試前から入試期間中に次男のメンタルを保たせるために我が家で行ったことを書いていきます。
入試前から入試中のメンタルケアについて
自宅学習のストレス
自宅学習はストレスが溜まりやすいです。
塾に通っていれば、同じ境遇の友達が居るから頑張れるという場合もあるかもしれません。
塾の環境や個人の性格によって、塾の方がストレスを感じる場合もあるかもしれませんが……。
少なくとも、次男は家にずっとこもっていることにストレスを感じているようでした。
このため、ストレスを発散するためにできることを考えてみました。
ちゃんと話を聞く
ストレスは我慢して消えるものではありません。
このため、我慢するより口にして自覚する方が良いと思われます。
塾に行っていれば友達と共有できる悩みもあるかもしれません。
でも、自宅学習では親か兄弟しか話せる相手が居ません。
母親はそんな時一番色々なことを相談できる相手だと思います。
ただ、中学受験するのは母親だからこそ言いづらいことも出てくる年頃です。
そんな時の受け皿を目指して? 父親である私もなるべく話を聞きました。
例え解決策を提示することができなくても、話を聞くことが重要だと思います。
できるだけ運動する
ストレス発散には運動が良い!
当たり前ですが、入試前はなかなかできないこともありますよね。
我が家も受験直前にできるだけ公園で遊びたかったのですが、あいにく天気に恵まれず数回しか行くことができませんでした。
そこで我が家でしていたことは……
- 勉強の休み時間に兄弟で柔らかいボールを使ってキャッチボール
- ストレッチ
- エアロバイク
この他に、受験前毎朝ラジオ体操をしているとブログに書かれている方も居ました。
手軽なので取り入れれば良かったなと思います。
可能な限り学校に行く
学校に行くメリットは
- 他の友達と話すこと
- 運動できること
- 普段と同じ生活をすること
などだと思われます。
ただ、デメリットとして
といったものも考えられます。
これらの意味で学校を休まざるを得ない場合はあると思うので、家庭ごとに判断が必要です。
睡眠時間はしっかりと
過去記事にも書きましたが、睡眠時間を削る行為は
- 集中力の低下
- 勉強効率の悪化
- 肉体的・精神的な健康を損なう恐れ
があります。
我が家の次男の場合、どれだけ勉強を延長してしまったとしても8時間半は寝させるようにしました。
(目標は9時間以上)
睡眠時間を削って勉強させたい欲求は強かったですが、親のエゴです。
不安でもちゃんと寝させましょう。
入試前は6時に起きるようにしていたので、夜9時就寝が目標でした。
小学校低学年の弟より早く寝る受験生……(笑)。
適度に甘いものを食べる
入試前の食事はバランスの良いものを適度にというのが理想です。
そうは言っても、食べるということはストレス発散にもなります。
次男はやや食が細い方であり、食べ過ぎて眠くなってしまうということはあまり心配しませんでした。
それもあって、勉強がうまくいかないときや休憩の際に時々次男の好きなチョコレートをあげていました。
(受験勉強と食事に関しては過去記事をご覧ください)
休憩時間はテレビを見る
私は自分自身がかつて受験に臨んでいたとき、テレビやゲームは一切断ちました。
私の場合、中途半端にテレビを見たりすることが逆にしんどかったのです。
私は切り替えがうまくできないタイプだったのですが、次男は違ったようです。
テレビを見ている時は本当に楽しそうですが、見終わると引きずらず切り替えて勉強していました。
ストレス発散目的で、食事の時は録画しているテレビを見ても良いことにしていました。
親としてはもう少し勉強して欲しい気もしていたのですが……。
やりたいことリストの作成
入試が終わったらしたいこと(やりたいことリスト)を紙に書き出すようにしました。
今頑張ったらもう少しでこれができるんだ! ということを励みにしていたのです。
合格したら買ってもらうプレゼントとともに楽しみにしていたようで、受験が終わった今となっては「やりたいことリストに書いてたからこれするね」「プレゼントあれ買って」と好き放題です。
……好き放題できるのも今だけなので大目に見ていますが、来週くらいからは入学準備もしなきゃですね。
入試のストレス
入試は勉強すること自体にもストレスがかかりますが、いざ入試が近くなってくると合格できるかという不安も出てきます。
入試当日は過度のストレスや緊張から実力を発揮できないなんてことも。
我が家で親が入試当日に気を付けたことや、声をかけたことを紹介します。
なるべくいつも通りの生活リズムで
冬休みから入試本番と同じ朝6時起きにしていました。
6時に起きた後は、歯磨きや着替えをして計算問題を解き、パパ塾という流れを冬休み以降入試当日まで毎日続けました。
生活リズムを一定にすることで、入試当日という非日常のストレスを少しでも緩和することができたかなと思います。
「皆緊張しているんだよ」と伝える
入試当日、色々な準備をしてきましたがやはり緊張します。
ただ、前期日程で受験しているような子はほとんどが第一志望の子です。
入試前の試験がどれだけよくできても、緊張しないように前受けを受験していても、第一志望は緊張します。
「あなたが緊張している以上に、皆緊張しているんだよ」と次男に声をかけて、試験当日は送り出しました。
次男は一日目の試験後に、「試験前に教室を見回すと皆が硬い表情をしていておもしろかった。他の子を見ていたら緊張が解れたわ」と言っていました。
他の方をダシに使うようで心苦しいのですが、皆が緊張することを自覚すると少しは緊張が緩和されるのかなと思います。
余談ですが、かつて私が灘中を受験したときには、試験後「簡単やった」「余裕やな」「塾でやった問題や」などと大きな声でわざと言う集団が居ました。
そういうことを言って、他の受験生のペースを乱そうとしていたようです。
今はそんなことをする塾は無いのかもしれません。
ただ、次男にはそのことも伝えて、他の子が何を言っていても単なる作戦だから気にしないようにと言っていました。
幸い、次男の受験した学校にはそんな子は居なかったようです。
試験会場で一人ぼっちにしない
次男はお弁当を持参し、朝から昼過ぎまで本命校を受験していました。
試験会場は携帯電話の持ち込み禁止です。
私は外で待っているからと伝えただけなのですが、妻はお弁当に手紙を挟んでいたようです。
「テストお疲れ様。(午後の)社会は、合っているものを聞いているのか間違っているものを聞いているのかチェック! めちゃめちゃ頑張っているから大丈夫。帰ってくるのまってるよ」(1日目の手紙)
「2日目お疲れ様!! やりたいことリスト思い出して最後まで頑張れ! ゴールはもうすぐ。あなたなら大丈夫よ」(2日目の手紙)
こういう手紙、私が男だからとか性別を理由にするのは良くないですが、なかなか思い浮かびません。妻には感謝です。
試験中は一人で戦っていますが、一人じゃないって思ってもらうことは大事だと思います。
最後に
我が家で行ってきた入試前から入試当日のストレス対策を書いてみました。
これから入試の地域の方に、少しでも参考になる項目があればと思います。
今年中学受験の方は入試まで残り僅かな期間だと思いますが、精神的にも肉体的にも体調を崩さないよう、あと少し頑張ってください。
皆様に良い結果が得られますことを心から願っています。